Colloquium

NO.213
Weekend Mathematicsコロキウム室/NO.213

NO.1643  自然数の分割(2)   2007.1.15.  夜ふかしのつらいおじさん

問題1

Q(1)= 1 (1)
Q(2)= 2 (2,
           1+1)
Q(3)= 4 (3,
           1+2,2+1,
            1+1+1)
Q(4)= 8 (4,
           1+3,3+1,  2+2,
            1+1+2,1+2+1,2+1+1,
             1+1+1+1)
Q(5)=16 (5,
           1+4,4+1,  2+3,3+2,
            1+1+3,1+3+1,3+1+1,  1+2+2,2+1+2,2+2+1,   
             1+1+1+2,1+1+2+1,1+2+1+1,2+1+1+1,
              1+1+1+1+1)
Q(6)=32 (6,
           1+5,5+1,  2+4,4+2,  3+3,
            1+1+4,1+4+1,4+1+1,  1+2+3,1+3+2,2+1+3,2+3+1,3+1+2,3+2+1,  2+2+2,  
             1+1+1+3,1+1+3+1,1+3+1+1,3+1+1+1,  1+1+2+2,1+2+1+2,1+2+2+1,2+1+1+2,2+1+2+1,2+2+1+1,  
              1+1+1+1+2,1+1+1+2+1,1+1+2+1+1,1+2+1+1+1,2+1+1+1+1,
               1+1+1+1+1+1)
より、Q(n)=2n-1と考えられます。
これは、次のような操作を考えると納得できます。 例えば、n=4 のとき、{1+1+1+1} から 1番目と3番目の 「+」 を取ります。
すると、{11+11} となりますが、これを、{2+2}と書き換えます。
このように、3つある 「+」 の取り方をすべて考えます。
3つとも取ると、{1111}→{4}、より1つ(33)。
2つ取ると、{111+1}→{3+1}、{11+11}→{2+2}、{1+111}→{1+3}、より3つ(32)。
1つ取ると、{11+1+1}→{2+1+1}、{1+11+1}→{1+2+1}、{1+1+11}→{1+1+2}、より3つ(31)。
1つも取らないと、{1+1+1+1}、より1つ(30)。
の合計8つ(33+32+31 +30=23)。
nr は、異なるn個 のものの中からr個組み合わせる場合の数を表します)

問題2
オイラーの5角数定理というのは知らないので与えられた漸化式は使わないことにします。
P( 1)= 1, P( 2)= 2, P( 3)= 3, P( 4)= 5, P( 5)= 7,
P( 6)= 11, P( 7)= 15, P( 8)= 22, P( 9)= 30, P(10)= 42,
P(11)= 56, P(12)= 77, P(13)=101, P(14)=135, P(15)=176,
P(16)=231, P(17)=297, P(18)=385, P(19)=490, P(20)=627
となるようです。

n=8まで具体的に求めるようになっていますが、n=6までにします。
P(1)= 1 (1)
P(2)= 2 (2, 1+1)
P(3)= 3 (3, 1+2, 1+1+1)
P(4)= 5 (4, 1+3,2+2, 1+1+2, 1+1+1+1)
P(5)= 7 (5, 1+4,2+3, 1+1+3,1+2+2, 1+1+1+2, 1+1+1+1+1)
P(6)=11 (6, 1+5,2+4,3+3, 1+1+4,1+2+3,2+2+2, 1+1+1+3,1+1+2+2, 1+1+1+1+2, 1+1+1+1+1+1)

例えば、P(4)= 5ですが、数が1つのものは{4}、2つのものは{1+3,2+2}、3つのものは{1+1+2}、4つのもは{1+1+1+1} ここでpk(n)は、nをk個の自然数の和で表した場合の個数とします。
4を2つの自然数の和で表すと、「1+3」,「2+2」なので、p2(4)=2となります。
P(4)=p1(4)+p2(4)+p3(4)+p4(4)=1+2+1+1=5です。

いくつか大切な式をあげてみます。
P(n)=p1(n)+p2(n)+p3(n)+・・・+pn(n) ・・・ (あ)

pk(n)=p1(n-k)+p2(n-k)+p3(n-k)+・・・+pk(n-k)   (ただし、k≦n-k) ・・・ (い)

(い)について、例えば、
p2(5)=p1(3)+p2(3)
p3(5)=p1(2)+p2(2)

pn(n)=1
pn-1(n)=1  (ただし、n≧2)
pn-2(n)=2  (ただし、n≧4)
pn-3(n)=3  (ただし、n≧6)
pn-4(n)=5  (ただし、n≧8)
pn-5(n)=7  (ただし、n≧10)
・・・
つまり、
pn-k(n)=P(k)  (ただし、n≧2k) ・・・ (う)

p1(n)=1 ・・・ (え)

(あ)の式の説明は省略します。

(い)の式は次のような意味です。
例えば、p2(5)=2は、{1+4, 2+3}の個数です。 どれも0ではないので、初めに1を与えます。 次に残りの5-2=3の割り振りを考えると、1つだけに割り振る場合、2つに割り振る場合があります。 p3(5)=2は、{1+1+3, 1+2+2}の個数です。 初めに1を与えます。 次に残りの5-3=2の割り振りを考えると、1つだけに割り振る場合、2つに割り振る場合があります。 この場合は、2しか残ってないので2つまでしか割り振れません。

(う)の次の2つは分かりやすいと思います。
pn(n)=1は自明です。 pn-1(n)=1(ただし、n≧2)は(い)から直ちに導けます。

(お)も自明です。
ここで次のようなpk(n)の表を作ります。


これは、次のように作ります。
黄色い部分は、上で(う)の2つと(え)より1で埋まります。
2列目の数は、2行上の1列目と2列目の数の和です。
斜めの2はすべて2行目の和になります。


3列目の数は、3行上の1列目から3列目の数の和です。
斜めの3はすべて3行目の和になります。


このように埋めていくと上の表ができます。


この表は次のような仕組みになっています。


P(n)をnで表すのはよく分かりませんが地道に表を作れば具体的な値は求まります。

問題3
M(1)= 1 (1)
M(2)= 2 (2, 1×1)
M(3)= 3 (3, 1×2, 1×1×1)
M(4)= 4 (4, 1×3,2×2, 1×1×2, 1×1×1×1)
M(5)= 6 (5, 1×4,2×3, 1×1×3,1×2×2, 1×1×1×2, 1×1×1×1×1)
M(6)= 9 (6, 1×5,2×4,3×3, 1×1×4,1×2×3,2×2×2, 1×1×1×3,1×1×2×2, 1×1×1×1×2, 1×1×1×1×1×1)

自然数nをxと(n-x)に分けてみます。
積はx(n-x)となります。
y=x(n-x) とおくと、x=n/2 のとき最大値 (n2)/4 です。
不等式 (n2)/4>n を解くと、n が正の数のときは、解は n>4
これは4より大きな数は、2等分した値の積が元の数より大きくなるという意味です。

次に、n=xr とします。(つまり、nのr等分がxです)
問題の意味からxrの最大を探してみます。
r=n/xなので xn/xの最大を探します。
xn/xの自然対数をとりyとおきます。
y=log {xn/x}=n/x・log x
y’= -n/x2・log x + n/x2 = n・1/x2(1-log x)
e=2.71・・・ で1より大きいので元のxn/xもx=eのとき最大になります。 これは元の数をいくつに分けるかではなく、1つ分がeとなるように分けるとその積が最大という意味です。 eにいちばん近い自然数は3なのでなるべく3で分けるのがよいことになります。 n=6のとき、2×2×2より3×3の方が大きいことを考えると、
n≧4のとき
 n=3kなら、M(3k)=3k
 n=3k+1なら、M(3k+1)=4×3kー1
 n=3k+2なら、M(3k+2)=2×3k
となります。

NO.1642  2007年問題Part2(5)  2007.1.12.  kiyo

十進ベーシックで探索してみました。 括弧の使用は最小の条件で、99個(訂正 1/16)見つか りました。

REM 2007
PRINT ((1+2)*3-4+5*6*7+8)*9
PRINT (1+2)*3*(4+5*6*7+8)+9
PRINT (1+2)*3+(4+5*6*7+8)*9
PRINT ((1+2)/3+4+5*6*7+8)*9
PRINT ((1+2)*(3+4)+5*6*7-8)*9
PRINT (1+2)*(3+4-5)*6*7*8-9
PRINT ((1+2)*((3+4)*5+6*7)-8)*9
PRINT (1+2)*((3+4)*(5+6)+7)*8-9
PRINT (1+2)*(3+4+(5+6)*7)*8-9
PRINT ((1+2-(3-4)*5*6)*7-8)*9
PRINT ((1+2)*(3*4+5-6)*7-8)*9
PRINT (1+2)*(3*4*(5-6+7*8)+9)
PRINT ((1+2)*(3*4+5*(6+7))-8)*9
PRINT (1+2)*(3*4+(5*(6+7)+8)*9)
PRINT (1+2)*(3*4*(5+6*7+8)+9)
PRINT (1+2+((3/4+5)*6-7)*8)*9
PRINT (1+2+3*(4+5)+6)*7*8-9
PRINT (1+2-3*(4-5))*6*7*8-9
PRINT (1+2-3/(4-5))*6*7*8-9
PRINT ((1-2+3+4)*5+6)*7*8-9
PRINT (1-2+3+4+5*6)*7*8-9
PRINT (((1-2+3)/4+5)*6*7-8)*9
PRINT ((1-2)*3+4+5)*6*7*8-9
PRINT (1-2-(3+4-5-6)*7*8)*9
PRINT (1-2+(3+4)*(5+6-7)*8)*9
PRINT ((1-2)*(3-4)+5)*6*7*8-9
PRINT ((1-2)/(3-4)+5)*6*7*8-9
PRINT (1-2)*(3-4-5)*6*7*8-9
PRINT (1-2+3*4-5)*6*7*8-9
PRINT (1-2+3*4*(5+6+7)+8)*9
PRINT (1-2+(3*(4+5)-6+7)*8)*9
PRINT (1-2-(3*(4-5-6)-7)*8)*9
PRINT (1-2+3*(4*(5+6+7))+8)*9  ・・・3つ上と重複していました。
PRINT (1*2+3-4+5)*6*7*8-9
PRINT ((1*2-3+4)*(5+6)*7-8)*9
PRINT ((1*2-3+4+5*6)*7-8)*9
PRINT (1*2-3-4*(5-6)*7*8)*9
PRINT (1*2-3-4/(5-6)*7*8)*9
PRINT 1*2/3*(4+5)*6*7*8-9
PRINT 1*2*(3+4)*(5+6+7)*8-9
PRINT 1*2*(3+4+5+6)*7*8-9
PRINT ((1*2+(3+4)*5)*6-7+8)*9
PRINT (1*2+3*4)*(5+6+7)*8-9
PRINT (1/2+3)*4*(5+6+7)*8-9
PRINT (1/2-3)*(4/5-6*(7+8))*9
PRINT (1/2*3*4+5*6)*7*8-9
PRINT (1/2*3*4*5+6)*7*8-9
PRINT 1/2*(3+4+5)*6*7*8-9
PRINT ((1/2-(3-4)*5)*6*7-8)*9
PRINT (1*(2+3)-4+5)*6*7*8-9
PRINT (1*(2+3-4)+5)*6*7*8-9
PRINT (1+(2+3-4)*5)*6*7*8-9
PRINT (1+(2+3)*4+5*6*7-8)*9
PRINT (1-(2+3)*(4-5))*6*7*8-9
PRINT (1-(2+3)/(4-5))*6*7*8-9
PRINT (1-(2+3)*(4-5-6))*7*8-9
PRINT 1+(2+3+4*5*6-7)*(8+9)
PRINT (1-(2+3)*((4/5-6)*7-8))*9
PRINT (1+(2+3)*(4/5+6*7)+8)*9
PRINT ((1*(2-3)+4)*(5+6)*7-8)*9
PRINT ((1*(2-3)+4+5*6)*7-8)*9
PRINT (1*(2-3)-4*(5-6)*7*8)*9
PRINT (1*(2-3)-4/(5-6)*7*8)*9
PRINT ((1/(2-3)+4)*(5+6)*7-8)*9
PRINT (1*(2-3+4)*(5+6)*7-8)*9
PRINT (1*(2-3+4+5*6)*7-8)*9
PRINT (1-(2-3)*4+5*6*7+8)*9
PRINT 1-(2-3-(4+5)*(6+7))*(8+9)
PRINT 1*(2-3-4*(5-6)*7*8)*9
PRINT 1*(2-3-4/(5-6)*7*8)*9
PRINT (1-(2-3)*(4+5*6*7)+8)*9
PRINT ((1+2*3+4-5)*6)*7*8-9
PRINT ((1+2*3-4)*(5+6)*7-8)*9
PRINT ((1+2*3-4+5*6)*7-8)*9
PRINT ((1+2*3+4*5+6)*7-8)*9
PRINT ((1+2*3)*(4*5+6+7)-8)*9
PRINT ((1+2*3)*(4+5*6)-7-8)*9
PRINT (1+2*3+(4+5*6-7)*8)*9
PRINT ((1-2*3)*(4-5-6*7)+8)*9
PRINT (1-2*3-4*(5-6-7*8))*9
PRINT 1-2*3+4*(5-6+7*8*9)
PRINT (1-2*3+4*(5*(6+7)-8))*9
PRINT (1+(2*3+4)*(5*6-7)-8)*9
PRINT ((1/(2*3-4)+5)*6*7-8)*9
PRINT (1+2*3*4+5+6)*7*8-9
PRINT (1*(2+(3+4)*5)*6-7+8)*9
PRINT (1-(2+(3+4)*5)*6*(7-8))*9
PRINT (1+2*((3+4)/5+6)*(7+8))*9
PRINT 1*(2+3*4)*(5+6+7)*8-9
PRINT 1-2*(3*4+5)*(6+7-8*9)
PRINT 1+2*(3*4+5+6*7)*(8+9)
PRINT 1+2*(3*4+5)*(6*7+8+9)
PRINT 1-2*(3*4+5)*(6-7*8-9)
PRINT (1+2*(3*4-5+(6+7)*8))*9
PRINT 1+2*(3*4*5+6-7)*(8+9)
PRINT (1-(2+(3*(4-5-6)-7)*8))*9
PRINT (1+2*((3+4*5-6)*7-8))*9
PRINT 1+2*(3-4*5)*(6+7-8*9)
PRINT 1-2*(3-4*5)*(6*7+8+9)
PRINT 1-2*(3-4*5-6*7)*(8+9)
END

NO.1641  4つの町を訪問(4)  2007.1.9.  三角定規

(1) 3回の移動で最も効率よく4町を訪れるのは,例えば ABCD,ABDC と行く場合で,その確率は,

   

です。1町目,2町目にどこにいるかは任意で,2,3回目の移動だけが問題となります。

(2) 4回目の移動で初めて第4町を訪れる …(P) のは,
3回目までの移動で3町を訪ねている …(Q) 場合で,それは,

   2回目の移動で第3町に行く …(Q-1) 確率 
   3回目の移動で第3町に行く …(Q-2) 確率 
の2通りの場合があり,(P)の確率は, 
となります。

(3) 以上を一般化すると,
n回目の移動で初めて第4町を訪れる …(P) のは,
n−1回目までの移動で3町を訪ねている …(Q) 場合で,それは,
    2〜k回は2町間のみ移動し,    …(Q-1) 確率 
   (k+1)〜(n−1)回は3町間を移動 …(Q-2) 確率 
のk=2〜(n−2) の総和となります。

よって,(P)が起こる確率 p(n) (n≧3) は,


以上より,求める訪問回数の平均値は



(途中の計算は,夜ふかしのつらいおじさんのものと全く同じなので省略しました。)

NO.1640  コラッツ−角谷予想  2007.1.9.  まこぴ〜

コラッツ−角谷予想に関して、少し考察してみました。

自然数の集合をN={1,2,3,4,・・・}として、
c:N→Nをコラッツ遷移、すなわち

  (奇数の場合) c(2n−1)=6n−2、
  (偶数の場合) c(2n)=n、

とする。実際の数字でやってみます。

1→4→2→1
3→10→5→16→8→4→2→1
7→22→11→34→17→52→26→13→40
 →20→10→5→16→8→4→2→1

といった具合ですが、この列から偶数を、全て省略します:

1→1
3→5→1
7→11→17→13→5→1

この各矢印を、f:2N+1→2N+1という関数であると定 義します。fの具体的な表示は、

   f(n)=(3n+1)/2 ∈ 2N+1

となります。 そこでn∈2N+1に対してm(n)を定義します。

(定義)
{n,f(n),f(f(n)),f(f(f(n))),・・・}の最大値があるときその最大値をm(n)と し、最大値がないときm(n)=∞で定義します。

たとえば、m(1)=1、m(3)=m(5)=5、m(7)=17、・・・、m(27)=3077となります。このmに 関して次のような、事象が成り立ちます。

(定理)
任意の正数Kに対してm(n)/n>Kとなるn∈2N+1が存在する。

つまり、m(n)/nが大きいものがあるということですが、 実際にm(n)/n>Kとなるnを最小の計算してみました。

nm(n)
10273077
100273077
10002662335452673
100001594875734125917
1000005656191804164538869
1000000663167520114203639877

という感じになります。 やはりこのようなアプローチは難しいと感じたしだいです。

NO.1639  2007年問題Part2(4)  2007.1.8.  Junko

私はこんなのを考えました。

   2007=1−2×3+4×(5−6+7×8×9)

NO.1638  2007年問題Part2(3)  2007.1.8.  夜ふかしのつらいおじさん

2007=9×223 の形を作るアイデアしか思いつきません。

   (-1×2+3+4+5×6×7+8)×9=2007

   (1+2)×3×(-4+5×6×7+8+9)=2007

括弧と四則演算だけではありませんが、

   (1+23)×(-4+5×6×7+8+9)=2007

は、どうでしょう。

NO.1637  2007年問題Part2(2)  2007.1.8.  teki

コロキウム室に小町算の問題があったので、考えてみました。 小町算で2007は結構解が多そうです。
ただし、問題の条件だと、多位数の使用が禁止されているよう なので、答えは限られてきますね。一例として

   2007=((1+2)÷3+4+5×6×7+8)×9

でどうでしょう?

多位数の使用を認めれば

   2007=12×(34+56+78)−9

という非常に綺麗な解があります、

NO.1636  2007年問題Part2  2007.1.6.  真夏のサンタ

僕からも2007年問題です。

   1□2□3□4・・・□8□9=2007

になるよう、四則演算と()をつかってあてはめてください。

NO.1635  4つの町を訪問(3)  2007.1.6.  真夏のサンタ

必要な回数NをN=Y1+Y2+Y3+Y4 とおく
但し、Yiとは、iー1番目の都市を訪ねてからi番目の都市を訪ねるのにかかった数で ある。 明らかに、Y1=Y2=1である。

Y3を考える。k=1,2、3、4、・・・に対し、

   1/3×(2/3)k−1

の確率で、k回目の移動で初めて3つ目の都市を訪れることとなる。 よって

期待値  

となる。
[確率pに対し、   となります。]
今回は、p=2/3なので、期待値E(Y3)=3/2
つまり、平均3/2回で新たな3つ目の都市に移動できる。
同様にして、E(Y4)=3 (上で、p=1/3のとなる)

   ∴N=1+1+3/2+3=6.5となる。

この問題の出典は、確率問題ゼミ(シュプリンガー出版)という本です。

NO.1634  4つの町を訪問(2)  2007.1.6.  夜ふかしのつらいおじさん

細かいところがよく分からないので適当に補って考えます。
最初、A〜Dの町以外のところにいたとすると、そこに戻ることが考えられます。
だから一般性を失わないので最初にDにいたと仮定します。
f(k)をk回ですべての町を訪れるやり方の総数とします。(k≧3)
f(3)=3!=6はすぐ分かります。
( )はA、B、Cを並べる場所、【 】はすでに訪れた町を並べる場所とします。


f(4)は次のように考えます。
a) (1)【1】(2)(3)、b) (1)(2)【1】(3)の2通りのパターンがあります。
a)の場合の【1】にはDしか入りませんが、b)の場合にはDか最初に訪れた町(1)が入ります。
f(4)=3!×(1+2)=18

f(5)も同様に、
a) (1)【1】【2】(2)(3)、b) (1)【1】(2)【2】(3)、c) (1)(2)【1】【2】(3)の3通りのパターンがあります。
a)の場合は、【1】【2】にD(1)の順に入ります。→1通り
b)の場合は、【2】には(1)か【1】のどちらかが入ります。→2通り
c)の場合は、【1】にはDか(1)、【2】には(2)か「Dと(1)で【1】に入らなかった方のどちらか」が入ります。→2×2=4通り
f(5)=3!×(1+2+4)=42

f(k)は
a) (1)【1】【2】・・・・・・【k−5】【k−4】【k−3】(2)(3)
b) (1)【1】【2】・・・・・・【k−5】【k−4】(2)【k−3】(3)
c) (1)【1】【2】・・・・・・【k−5】(2)【k−4】【k−3】(3)
・・・
i) (1)(2)【1】【2】・・・・・・【k−5】【k−4】【k−3】(3)
のk−2通りのパターンがあります。
a)は、Dと(1)が交互にしか入りません。→1通り
b)は、【k−3】にはDか(1)のどちらかが入ります。→2通り
c)は、【k−4】にはDか(1)、【k−3】には(2)か「Dと(1)で【k−4】に入らなかった方のどちらか」が入ります。→2×2=4通り
・・・
i)は、【1】にはDか(1)、【2】には(2)か「Dと(1)で【1】に入らなかった方のどちらか」、 【k−3】にはD・(1)・(2)のうちで【k−4】に入らなかったもののどれかが入ります。→2×2×・・・×2=2k−3通り

f(k)=3!×(1+2+4+・・・+2k−3
=6×(2k−2−1)/(2−1)
=3×(2k−1−6)

p(k)をk回ですべての町を訪れる確率とすると、

p(k)=f(k)/3k
=(3×(2k−1−6))/3k
=(2/3)k−1−2×(1/3)k−1

念のためSをp(k)について、k=3から∞の和とすると、

S=(2/3)2/(1−2/3)−(2×(1/3)2)/(1−1/3)
=4/3−1/3
=1

となりよさそうなので、期待値の計算をします。
Eをk×p(k)について、k=3から∞の和とすると、

=3×((2/3)2−2×(1/3)2)+4×((2/3)3−2×(1/3)3)+5×((2/3)4−2×(1/3)4)+・・・
=(3×(2/3)2+4×(2/3)3+5×(2/3)4+・・・)−(6×(1/3)2+8×(1/3)3+10×(1/3)4+・・・)

ここで前半をU、後半をVとおくと

   U=3×(2/3)2+4×(2/3)3+5×(2/3)4+・・・
2/3U=         3×(2/3)3+4×(2/3)4+5×(2/3)5+・・・(−
----------------------------------------------------------
1/3U=3×(2/3)2+1×(2/3)3+1×(2/3)4+1×(2/3)5・・・
   =3×(2/3)2+(2/3)3/(1−2/3)
   =20/9
  U=20/3=40/6


  V=6×(1/3)2+8×(1/3)3+10×(1/3)4+・・・
1/3V=       6×(1/3)3+ 8×(1/3)4+10×(1/3)5+・・・(−
----------------------------------------------------------
2/3V=6×(1/3)2+ 2×(1/3)3+2×(1/3)4+ 2×(1/3)5+・・・
   =6×(1/3)2+2×(1/3)3/(1−1/3)
   =7/9
  V=7/6
E=U−V=40/6−7/6=33/6=5.5
平均は5回から6回の間になります。 以上のように考えてみたのですがどうでしょうか。


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