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問題118 ムービングウォークの歩数
Weekend Mathematics問題/問題118

118.ムービングウォークの歩数

Q駅の構内には動く歩道(ムービングウォーク)が設置してある。 A氏は普段ならこの動く歩道を15歩で渡るが、歩く速さを2倍にすると25歩で 渡るという。 もしA氏が動く歩道を使わずに同じ距離を歩いたきは、何歩かかるだろうか。 ただし、A氏の歩く歩幅は常に一定であるものとする。


問題の出典

判断力を高める推理パズル
鈴木清士 著
講談社ブルーバックス
平成14年度地方上級公務員試験改題

答えと解説

解答・その1

(ペンネ−ム:みけねこ)

答え:75歩

<解>
A氏の歩く速さ:v、歩幅;x、動く歩道の速さ:V’、全長:Lとする。
また、それぞれの所要時間をt、T、とすると以下のように図示できる。

   

上図より、

   (1) : V’t−V'T=10x
   (2) : vt:2vT=15x:25x

(1)、(2)より

   V't=60x

ゆえに

   vt+V't=15x+60x=75x

以上より

   75歩かかる。(終)


解答・その2

(ペンネ−ム:オヤジ)

d:動く歩道の長さ
L:A氏の歩幅
V:A氏の普段の歩く速さ
M:動く歩道の速度
S:A氏の普段の歩く速度でかかた時間
T:A氏の普段の歩く2倍の速度でかかた時間

d=(V+M)S=(2V+M)T・・・(1)
題意より VS=15L,2VT=25L・・・(2)
     VS:2VT=15L:25L
     S:2T=3:5 より S:T=6:5
故に  S=6T/5・・・(3)
(1)より VS+MS=2VT+MT・・・(1)’
(2)→(1)’ 15L+MS=25L+MT
     M(S−T)=10L・・・(4)
(3)→(4)  MT/5 =10L 
     MT=50L   ・・・(5)
(2),(5)→(1)
  d=(2V+M)T=2VT+MT
   =25L+50L=75L
  ∴75歩


解答・その3

(ペンネ−ム:巷の夢)

動く歩道の長さをL、速度をV、到着までの時間をTとする。又、A氏の通常の歩幅をA、 普通に歩いた時の到着時間をT1、2倍の速度で歩いた時の到着時間を T2とすると題意より以下の方程式が成り立つ。

   L−VT1=15A・・・・・(1)
   L−VT2=25A・・・・・(2)
   L=VT  ・・・・・・・・(3)

ところで、最初と次の速度比が2倍であるから、

   

が成立する。これより

   6T1=52・・・・・(4)

因って、(1)、(3)及び(4)よりVT1=60Aを得る。 これを(1)に代入するとL=75A を得る。 因ってこの距離をA氏の歩幅で歩くと75歩を要する。


解答・その4

(ペンネ−ム:三角定規)



歩道が動く速さをV,(動く)歩道に対しその上を歩く速さを v とする。 また,A氏が通常歩道上を歩く時間を t1, 2倍の速さであるくとき歩道上を歩く時間を t2 とすると, 歩数=距離の関係(∵歩幅が変わらない)から

   vt1 : 2vt2=15 : 25
   ∴ t1 : t2=30 : 25 … @

歩道の長さは変わらないのだから,

   (V+v)t1=(V+2v)t2
   ∴ (V+v)・30=(V+2v)・25
   ∴V=4v  ∴ (V+v)t1=5vt1

A氏は vt1 の距離を 15歩で歩くのだから, 5vt1 の距離は 75歩 で歩く。…[答]  ■


解答・その5

(ペンネ−ム:Mits)



グラフにおいて、x軸は時間、y軸は歩数であり、 直線OC、OD、ADはそれぞれy=v、y=2v、y=-v'+x(v:歩く速度、v':動く歩道の速 度、x:求める歩数)である。 問題の条件より、BD=25、EF=15。BC=CD=12.5より、

   OC:CF=12.5:(15-12.5)=5:1
   12.5:x=1:6 ∴x=75

以上により、答えは75歩。


解答・その6

(ペンネ−ム:転位反応)

動く歩道の速度をV、A氏の歩く速度をv、動く歩道の長さをLとすると、
A氏が動く歩道を移動するのに要する時間は、L/(V+v)
さらに、この時間でA氏が動く歩道上を歩く距離は、Lv/(V+v)
A氏の歩幅をwとすると、15歩で歩く距離と等しいことから、

   Lv/(V+v)=15w  ・・・(1)

同様にして、歩く速度が2vの場合、

   2Lv/(V+2v)=25w  ・・・(2)

(1)、(2)を解いて、X=20、v=5
動く歩道を使わずに、距離Lを歩幅wで歩くと、歩数はL/wなので
(1)または(2)にX=20、v=5を代入して、

   L/w=75歩


解答・その7

(ペンネ−ム:テレスとアリス)

一歩の速度をA、動く歩道の速度をBとします。 動く歩道を15歩で渡ることから、渡りきるのに移動した距離は、

   15(A + B)
   15A + 15B ・・・ (1)

歩く速さを2倍にすると25歩で渡ることから、

   12(2A + B) + (2A + B)÷2
   25A + 12.5B ・・・ (2)

(1)と(2)から、

   25A - 15A = 15B - 12.5B
   10A = 2.5B
   4A = B

(1)に代入して

   15A + 15(4A) = 75A

(2)に代入すると

   25A + 12.5(4A) = 75A

動く歩道を使わずに同じ距離を歩いたきは、75歩になります。

答え 75歩


解答・その8

(ペンネ−ム:ますますタコさん)

解答:75歩

解法(と言うか考え方?):
普段A氏がムービングウォーク(以下、MW)に乗り始めてから降りるまで  15 歩で歩くところを倍の速さで歩いたら、乗り始めてから降りるまで 25 歩歩いた、 と言うことは普段より倍の速さで歩いたときの方が渡り終えるまでの時間が

   25/(15×2) = 5/6

になったということになる。 その時間差 (1/6) 分にMWが動く距離はA氏の普段歩いている歩数と 倍の速さで歩いたときの歩数の差

   25 − 15 = 10

歩分ということになるので、 普段A氏がMWに乗り始めてから降りるまでにMWが動く距離は

   10 × 6 = 60

歩分となる。これに普段A氏が歩く歩数を加えると

   60 + 15 = 75

となり、MWを使わず、 同じ距離を歩いたとすると、 75 歩となる(はず・・・)


解答・その9

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

答えは75歩です。
「a」(5歩分、半角)でA氏の歩いた距離、「B」(全角)で歩道の動いた長さを表すことにします。 合計がこの歩道の長さ全体を表します。

   aaaBBBBBB ・・・(図1)
   aaaaaBBBBB ・・・(図2)

15歩で歩道を渡るのにかかった時間を「1」とします。
すると、倍の速さで歩けば「1」の時間で30歩進めます。
しかし、25歩しか歩いていないのでこのとき渡るのにかかる時間は、25/30=5/6です。
歩道の動いた長さの比は、(図1)と(図2)では、6:5です。
この歩道の動いた長さ比の「1」は、歩数では25−15=10歩分に当たります。
だから、(図1)をもとに考えると、15+10×6=75(歩)となります。


解答・その10

(ペンネ−ム:Toru)

求める歩数をXとする。歩数を距離の単位のように考えれば、 A氏が15歩で歩いた時、動く歩道は (X-15) 歩分の距離を動き、 25歩で歩いた時は (X-25)歩分の距離を動いたことになる。
動く歩道のスピードは一定とすれば、この距離はかかった時間に比例することになり、 15歩歩く時間と、2倍の速度で25歩歩く時間の比は 15:25/2 であるからこれを等 しいと置いて

   (X-15):(X-25)=15:25/2 これからX=75

答え 75歩


解答・その11

(ペンネ−ム:蜘蛛の巣城)

15歩で歩いたときと、25歩で歩いたときの各々を状況A、状況Bということにしましょう。 状況Aと状況Bのかかった時間の比を確認します。 歩幅は常に一定だから歩いた距離は歩数そのものでよいでしょう。速さをv、2vであらわすと

   

歩道が静止したときn歩で歩くものとし、動く歩道に運ばれた距離と 歩道の速さαで状況Aと状況Bのかかった時間の比をあらわせば

   

これより

   

75歩でした。


解答・その12

(ペンネ−ム:こまったコさん)

動く歩道の長さをxmとする。 Aさんの1歩の幅をymとして、 Aさんが通常の速さ(15歩で歩道を渡りきるときの歩く速さ)で 1歩歩く間に歩道が動く距離をzmとする。 すると、通常の速さで歩いた時、

   x = 15(y+z)...(1)

となる。 一方、2倍の速さで歩いたときは

   x = 25y + 25y/2

となる。 (Aさんが2歩歩いた時、通常の速さの時の1歩分だけ歩道が動いていることになる。) これで方程式を作ると

   15(y+z) = 25y + 25y/2
   30y + 30z = 50y + 25z
   5z = 20y
   z = 4y ...(2)

よってAさんが通常の速さで1歩歩いた時、 歩道はその歩幅の4歩分進んでいることになる。 歩道を使わずに歩くということは Aさんは歩道が動いていた分も自分で歩くことになる。 (2)を(1)に代入して

   X = 15(y+4y) = 75y

よってAさんがこの動く歩道を使わずに同じ距離を自分で歩くと75歩あるくことになる。


解答・その13

(ペンネ−ム:namiusagi)

動く歩道の距離をDとする。 A氏の歩幅をWとし、普段ならこの動く歩道を15歩で渡るのでこの間に動く歩道の動く距離をaとすると、

   D=a+15W……(1)

になります。
歩く速さを2倍にすると25歩で渡るので所要時間は普段の25 /(15*2)= 5/6となるので、 この間に動く歩道の動く距離は、5a/6になり、

   D=5a/6+25W……(2)

を得ます。 (1)、(2)からa=60Wとなり、(1)式よりD=75Wとなるので、動く歩道の距離はA氏の歩幅の75倍、つまり75歩分の距離になります。 よって答は75歩です。


解答・その14

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

普通の1歩の間に歩道が進む距離を x,歩幅を y とする. 歩道の長さを L とする.

   L = 15 (x+y) = 25 (x+y/2)
   15 x+ 15 y = 25x + (25/2) y
   10 x = 5/2 y
   y = 4x

よって,

   L = 15 (x + 4x) = 75 x

答え:75 歩

歩く速さの4倍の速さとは,相当速い「動く歩道」ですね.


解答・その15

(ペンネ−ム:のっこん)

MW上をふつうのペースで歩く時にかかる時間と MW上を2倍のペースで歩く時にかかる時間との比は

   15:12.5=6:5

従って、 MW上をふつうのペースで歩く時の速さと MW上を2倍のペースで歩く時の速さの比は5:6
A氏が地上をふつうのペースで歩く時の速さをa MWそのものの速さをbとすると

   (a+b):(2a+b)=5:6

b=4a となるから a+b=5a
MW上をふつうのペースで歩く時の1歩は 地上をふつうのペースで歩く時の5歩にあたるから
答は 15×5=75(歩)


解答・その16

(ペンネ−ム:FausT)

今月は時間がなかったので、ちょっと強引な考えになってしまいました、すいません。
歩数以外は数値が与えられてないので、「普段のA氏」の設定を 1歩・1m・1秒 と勝手に決めます。 動く歩道の速さをx(m/秒)とすれば、「普段」は

   (1+x)×15 ・・・これが歩道の長さになります。

歩く速さを「2倍」にすると、 2歩・2m・1秒 となりますから、

   (2+x)×25÷2 ・・・これも歩道の長さを表します。

上記2式を解くと、

   x=4

が得られ、歩道の長さは75mとなる。  よって、この距離をA氏が歩けば75歩要することになる。

   75歩  ・・・・・・【解】  


解答・その17

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

答え  75歩

人の速度A、ムービングウォークの速度をBとして次の式が成り立つ。

   (A+B):(2A+B)= 25/2:15

この式からA と B の比を計算する。

   A+B=25/2…(1)→A=25/2-B…(2)
   2A+B=15…(3)

(2)を(3)に代入

   2(25/2-B )+B=15
   25-2B+B=15
   B=10…(4)

(4)を(3)に代入

   2A+10=15→A=2.5…(5)

従って、A:B=1:4
人の速度1に対してムービングウォークの速度4である。 人はムービングウォークの速度4と人の速度1の合計5倍の速度で動いているので15歩×5で75歩です。


解答・その18

(ペンネ−ム:teki)

答え   75歩

解法
方程式です。 と言っても、未知数の置き方に少し悩みました。 結局、動く歩道が普通に歩いたときの一歩を歩く間に進む距離をx歩分としました。 (これが一番すんなりした式になります。)

で、 15x+15=12.5x+25 を解いて、x=4
動く歩道の長さは、15×4+15=12.5×4+25=75歩分 となります。


解答・その19

(ペンネ−ム:nao)

ふつうの速さで一歩歩くのに1秒かかるとすると、15歩で着いたので15秒かかっ たことになる。二倍の速さでは、一歩歩くのに(1/2)秒ですむので、(25/2)秒で着 いた。
歩道の長さを1とすると、15秒かかったときの速さは(1/15)、(25/2)秒の時の 速さは(2/25)。これはそれぞれ、

   (歩道の速さ)+(歩く速さ)、
   (歩道の速さ)+(2倍の歩く速さ)

なので、

   (2/25)-(1/15)=(1/75)

はふつうの歩く速さ になる。1の長さを(1/75)の速さで歩けば、75秒かかる。一歩歩くのに1秒かかるので、 75歩で着く。

<更なる考察>
この問題は、速く歩いたのにどうして歩数が増えるのだろうと錯覚します。 もし歩かなければ、歩数はゼロ、歩けばその分だけ歩数が増えます。ですから、速く 歩くほど歩数が増えることになりそうです。 そこで、どういう関係になっているかを調べてみました。
歩数は、一歩を単位とした道のりとみなすことができます。15歩で着いたときの歩 く速さをa、歩道の速さをv、歩道の長さをxとすると、aの速さで15の道のりを 歩く間に、残りのxー15の道のりをvの速さで歩道が動くことになります。そこで、

     ・・・(1)

また、2倍の速さで歩くときは、

     ・・・(2)

(1),(2)を解いて、x=75がでます。
ここで、上の式を参考にして、A歩をaで歩き、B歩をそれより速いbで歩いたとす ると、

   

という2つの式ができ、速く歩いた方が速く着くはずなので、

      ・・・(3)

また、

      ・・・(4)

(3)と(4)より、Bの範囲は

   

であることがわかります。
つまり、速く歩けば、かならずもとの歩数より増え、たとえば2倍の速さで歩けば、 もとの歩数とその2倍の歩数の間の歩数になることが分かりました。      

正解者

オヤジ teki nao
夜ふかしのつらいおじさん 杖のおじさん 転位反応
のっこん 巷の夢 Toru
蜘蛛の巣城 ますますタコさん T_Tatekawa
namiusagi みけねこ こまったコさん
Mits FausT テレスとアリス
三角定規

まとめ

私は最初、速く歩くのになぜ歩数が増えるのだろう? と素朴に思いました。 そう考えた方もいらっしゃるのではないでしょうか。よくよく考えてみれば、 時間が短くなれば、動く歩道の恩恵を受ける量が減りますから、そうなるのですよね。
多くの方が、何らかの方程式を立てて解いてくださっていますが、 比で考えることで、変数の数を減らすことができます。

横浜、桜木町の駅にも動く歩道があります。 ランドマークタワーやみなとみらい地区など を楽しみながら、移動することができます。 是非、横浜へお越しの際はお立ち寄りください。


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