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問題169 2011年の問題
Weekend Mathematics問題/問題169 2011年の問題

問題169 2011年の問題

[x] は、x を超えない最大の整数を表すとき、次の式を計算してください。




問題の出典

広中杯 ハイレベル中学数学に挑戦
講談社
2001年トライヤル問題 改題

解答

解答・その1

(ペンネ−ム:エルドス)

BASICで組んでみましたが、12060のようです。

   
CLEAR
FOR i=1 TO 2010
   LET x=INT(13*i/2011)
   LET s=s+x
NEXT i
PRINT s
END



解答・その2

(ペンネ−ム:浜田 明巳)

この問題をプログラムで解いたならば,面白さが半減する事は分かっているのですが,ついつい解いてしまいました.
エクセルのマクロです.答は12060でした.

  Option Explicit
Sub Macro1()
    Range("A1").Select
    Cells(1, 1).Value = "=INT(13*ROW()/2011)"
    Selection.AutoFill Destination:=Range("A1:A2010"), Type:=xlFillDefault
    Range("A1:A2010").Select
    Cells(1, 2).Value = "=SUM(A1:A2010)"
    Range("B1").Select
End Sub
Sub Macro2()
    Dim kotae As Integer
    Dim j As Integer
    kotae = 0
    For j = 1 To 2010
      kotae = kotae + Int(13 * j / 2011)
    Next j
    MsgBox (Str(kotae))
End Sub



解答・その3

(ペンネ−ム:転位反応)

n=13n/2011とおく。
2010について、12≦13×2010/2011<13 なので、[N2010]=12
よって、n=1〜2010について、1〜12の各整数値を取るNnの個数を数え上げれば良い。
以下に、n=Nn×2011/13から逆算してnを求めた後、表1に結果を整理した。
なお、n(逆算値)が割り切れない場合は小数第一位まで表示。



よって、
    [N1]+・・・+ [N2010
    =155×(1+2+4+5+7+8+10+11)+154×(3+6+9+12)
    =155×(1+2+3+4+5+6+7+8+9+10+11+12)-(155-154)×(3+6+9+12)
    =155×78-30
    =12060


解答・その4

(ペンネ−ム:のっこん)

2011/13=154+(9/13)  これを a とおく

1)分子が13・1〜13・154の時は値が0
2)2a=309+(5/13)だから分子が13・155〜13・309の時は値が1(個数は155)
3)3a=464+(1/13)だから  〃 13・310〜13・464の時は値が2( 〃  155)
4)4a=618+(10/13)だから  〃 13・465〜13・618の時は値が3( 〃  154)
5)5a=773+(6/13)だから  〃 13・619〜13・773の時は値が4( 〃  155)
6)6a=928+(2/13)だから  〃 13・774〜13・928の時は値が5( 〃  155)
7)7a=1082+(11/13)だから  〃 13・929〜13・1082の時は値が6( 〃 154)
8)8a=1237+(7/13)だから  〃 13・1083〜13・1237の時は値が7( 〃 155)
9)9a=1392+(3/13)だから  〃 13・1238〜13・1392の時は値が8( 〃 155)
10)10a=1546+(12/13)だから  〃 13・1393〜13・1546の時は値が9( 〃 154)
11)11a=1701+(8/13)だから  〃  13・1547〜13・1701の時は値が10( 〃 155)
12)12a=1856+(4/13)だから  〃  13・1702〜13・1856の時は値が11( 〃 155)
13)13a=2011だから        〃  13・1857〜13・2010の時は値が12( 〃 154)

与式=155(1+2+4+5+7+8+10+11)+154(3+6+9+12)
  =155・48+154・30
  =7440+4620
  =12060


解答・その5

(ペンネ−ム:オヤジ)



但し m,n は、整数  m=1〜2010、n=0〜12 
nの値によって場合分けする

(1)n=1のとき 2011×1≦13×m<2011×2 を解くと
        m= 155 〜 309 :155個

(2)n=2のとき 2011×2≦13×m<2011×3 を解くと
        m= 310 〜 464 :155個

(3)n=3のとき 2011×3≦13×m<2011×4 を解くと
        m= 465 〜 618 :154個

(4)n=4のとき 2011×4≦13×m<2011×5 を解くと
        m= 619 〜 773 :155個

(5)n=5のとき 2011×5≦13×m<2011×6 を解くと
        m= 774 〜 928 :155個

(6)n=6のとき 2011×6≦13×m<2011×7 を解くと
        m= 929 〜 1082 :154個

(7)n=7のとき 2011×7≦13×m<2011×8 を解くと
        m= 1083 〜 1237 :155個

(8)n=8のとき 2011×8≦13×m<2011×9 を解くと
        m= 1238 〜 1392 :155個

(9)n=9のとき 2011×9≦13×m<2011×10 を解くと
        m= 1393 〜 1546 :154個

(10)n=10のとき 2011×10≦13×m<2011×11 を解くと
        m= 1547 〜 1701 :155個

(11)n=11のとき 2011×11≦13×m<2011×12 を解くと
        m= 1702 〜 1856 :155個

(12)n=12のとき 2011×12≦13×m<2011×13 を解くと
        m= 1857 〜 2010 :154個

(1)〜(12)より
 1×155+2×155+3×154+4×155+5×155+6×154
 +7×155+8×155+9×154+10×155+11×155+12×154
= 12060

 ∴ 12060


解答・その6

(ペンネ−ム:迷子の雄猫)

解けはしましたが、すっきりとしませんね。 もう少しエレガントに解けるかと思ったのですが、 その方法が見当もつきません。

[13 * 154 / 2011]=0
[13 * 155 / 2011]=1
[13 * 309 / 2011]=1より1が155個、小計155
[13 * 310 / 2011]=2
[13 * 464 / 2011]=2より2が155個、小計310
[13 * 465 / 2011]=3
[13 * 618 / 2011]=3より3が154個、小計462
[13 * 619 / 2011]=4
[13 * 773 / 2011]=4より4が155個、小計620
[13 * 774 / 2011]=5
[13 * 928 / 2011]=5より5が155個、小計775
[13 * 929 / 2011]=6
[13 * 1082 / 2011]=6より6が154個、小計924
[13 * 1083 / 2011]=7
[13 * 1237 / 2011]=7より7が155個、小計1085
[13 * 1238 / 2011]=8
[13 * 1392 / 2011]=8より8が155個、小計1240
[13 * 1393 / 2011]=9
[13 * 1546 / 2011]=9より9が154個、小計1386
[13 * 1547 / 2011]=10
[13 * 1701 / 2011]=10より10が155個、小計1550
[13 * 1702 / 2011]=11
[13 * 1856 / 2011]=11より11が155個、小計1705
[13 * 1857 / 2011]=12
[13 * 2010 / 2011]=12より12が154個、小計1848
合計12060


解答・その7

(ペンネ−ム:ykak)

答え  12,060

考え方
これは1個ずつ計算するしか方法がないように思いますが。
問題の式の各項を13×n/2011という形で書くと、 答えは、nが1から2010までの項の和ということになる。
[13×n/2011]が1になるためには、13×A/2011=1とすると、
A=1×2011/13で、Aは154.692・・・となるから、nは155以上でなければならず、
nが154以下なら[13×n/2011]は0である。

同じようにして、[13×n/2011]が2になるためには、
13×A/2011=2とすると、A=2×2011/13で、Aは309.384・・・となるから、
nは310以上でなければならず、nが309以下なら[13×n/2011]は1である。
以下nが2010になるまで同様の計算をすれば問題の答えが求められるが、
[13×n/2011]が13の時、上記のAに該当する数を求めると、13×2011/13で、 ちょうど割り切れて2011になるので、
nが2010の項は、[13×n/2011]が12になる場合の最大の項ということになる。

nの値が3以上の場合も、2までの場合と同様に計算して表にする。



表の一番左の列は各項の値で、0から12まである。
次の列(n)は、1列目の項の値を取る各項のうちnが最小になる場合と最大になる場合の値を表す。
たとえば、項の値が3の場合、表のnの列の4行目(表題部を除く)の上の465がnが最小になるときの値であり、下の618がnが最大になるときの値である。
表の3列目(項の個数)は、各項の値を取る項の個数を表す。
たとえば、項の値が5である項の数は、3列目の6行目にある155である。
また、4列目(項の合計)は、各項の値を取る項全部の合計を表す。
従って問題の答えは、これをすべて加えた12,060になる。


解答・その8

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

2011 を 13 で割ることを考える.
   2011 = 154 x 13 + 9
よって最初から 154 項目までは 0. 155 項目から 1 になる.次に
   2011 x 2 = 4022 = 309 x 13 + 5
なので,310 項目までは 1. 311 項目から 2 になる.

このようにして,2011の倍数を 13 で割った時の商と余りを考えると,
   2011 x 3 = 6033 = 464 x 13 + 1
   2011 x 4 = 8044 = 618 x 13 + 10
   2011 x 5 = 10055 = 773 x 13 + 6
   2011 x 6 = 12066 = 928 x 13 + 2
   2011 x 7 = 14077 = 1082 x 13 + 11
   2011 x 8 = 16088 = 1237 x 13 + 7
   2011 x 9 = 19099 = 1392 x 13 + 3
   2011 x 10 = 20110 = 1546 x 13 + 12
   2011 x 11 = 22121 = 1701 x 13 + 8
   2011 x 12 = 24132 = 1856 x 13 + 4

となり,0, 3, 6, 9, 12 の項が 154個.
1, 2, 4, 5, 7, 8, 10, 11 の項が 155個.
0 から 12 までの総和は
    (0+12)*13/2 = 78
よって求める値は
   78 x 155 - (3+6+9+12) = 12060


解答・その9

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

まず2011の倍数を、13×2010=26130を超えるまで計算します。
最後の数は、26130に置き換えます。

次にその数を13で割って商を求めます。
(余りはこの問題では重要ではありません)
最初の商の154は、[13×k/2011]=0となるものの個数です。
次の商の309から最初の商の154を引いた数155は、[13×k/2011]=1となるものの個数です。

以下同様に個数を数えます。 次に、[13×k/2011]の値とその個数を掛けます。
最後にその総和を求めます。




解答・その10

(ペンネ−ム:falcon@中学教師)

<答え> 12060

<考え方>
与式の項をa(1)、a(2)、a(3)・・・と表記すると、
・a(1) 〜 a(154) → 0
・a(155) 〜 a(309) → 1
・a(310) 〜 a(464) → 2
・a(465) 〜 a(618) → 3
・a(619) 〜 a(773) → 4
・a(774) 〜 a(928) → 5
・a(929) 〜 a(1082) → 6
・a(1083) 〜 a(1237) → 7
・a(1238) 〜 a(1392) → 8
・a(1393) 〜 a(1546) → 9
・a(1547) 〜 a(1701) → 10
・a(1702) 〜 a(1856) → 11
・a(1857) 〜 a(2010) → 12

となるので、
与式= 1×155+2×155+3×154+4×155+5×155+6×154
     +7×155+8×155+9×154+10×155+11×155+12×154
  = 155 + 310 + 462 + 620 + 775 + 924 + 1085 + 1240 + 1386 + 1550 + 1705 + 1848
  = 12060


解答・その11

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

答え 12060 です。

解 1

今回はCASIO FX−870P の ポケコンを使いプログラムを作って計算しました。

10 A=0:PRINT“スタート”
20 FOR B=1 TO 2010
30 C=INT(13*B/2011)
50  A=A+C
60 NEXT B
70 BEEP:PRINT“コタエ ハ ”;A
80 IF INKEY$=“”THEN 80
90 GOTO 10 

実行しますと1分32秒でピ!と音が出て コタエ ハ 12060 と表示されます。
80行でループして停止しています。EXEキーを押すと10行に戻ります。

解 2

1番目と2010番目を加算する。次に2番目と2009番目を加算する。
それぞれの加算は同じ数字になります。 従って

  (13×1)+(13×2010)÷2011=13

組み合わせは2010÷2=1005組なので 13×1005=13065になりなすが各項を別々に計算すると0+12=12となります。
すべての組み合わせは同じなのです。各項共に13未満になりそれを超えない整数は12になります。 従って 答えは
  13065−(1×1005)=12060となります。


解答・その12

(ペンネ−ム:haya)

求める式の値は 12060 です。

【解き方】
和の式の各項は 0〜12 まで単調に増加する。 仮に値が 1 となる範囲 x, y を求めると



値は 154 ないし 155 の間隔で変化するとして、下表を完成させて合計値を求めると 12060 となる。

ValueFromToNumVxN
011541540
1155309155155
2310464155310
3465618154462
4619773155620
5774928155775
69291082154924
7108312371551085
8123813921551240
9139315461541386
10154717011551550
11170218561551705
12185720101541848
 合計12060

これは下の計算と同一である。






解答・その13

(ペンネ−ム:スモークマン)

地道だけど...高々...12までだから...計算しちゃいました...

0≦    <1...1≦x<[2011/13=154.6]=154
1<13x/2011<2...155<x<[2*2011/13=309.3]=309...309-154=155
2<    <3...310≦x<[3*2011/13=464.0]=464...464-309=155
3<    <4...465≦x<[4*2011/13=618.7]=618...618-464=154
4<    <5...619≦x<[5*2011/13=773.4]=773...773-618=155
5<    <6...774≦x<[6*2011/13=928.1]=928...928-773=155
6<    <7...929≦x<[7*2011/13=1082.8]=1082...1082-928=154
7<    <8...1083≦x<[8*2011/13=1237.5]=1237...1237-1082=155
8<    <9...1238≦x<[9*2011/13=1392.2]=1392...1392-1237=155
9<    <10...1393≦x<[10*2011/13=1546.9]=1546...1546-1392=154
10<    <11...1547≦x<[11*2011/13=1701.6]=1701...1701-1546=155
11<    <12...1702≦x<[12*2011/13=1856.3]=1856...1856-1701=155
12<    <13...1857≦x<2011...2010-1856=154

合計=155(1+2+4+5+7+8+10+11)+154(3+6+9+12)
  =155*12*4+154*15*2
  =7440+4620
  =12060

になるのか...^^;...計算が合ってれば...
巧い方法があるような数の並びですね...?
わたしにはわかりませんが...^^;...
6〜7 を対称に、154-155-155-154-155-155-(154)-...になってますね♪
なぜなんだろぅ...?

閃きました!!
グラフで考えると…
横が0〜2010、傾き 13/2011
これを、縦13、横2011 の長方形で考えてみる。
この内部の点の数/2 になるはず…13 と 2011 は互いに素だから、対角線上には格子点はないから!!
内部の点の数とは…
  (13-1)(2011-1)=12*2010=24120
なので…この半分の24120/2=12060 個になるんですね ^^v♪
最初は...ピックの定理とか持ち出さなきゃいけないのかと思ったりして、この発想をスルーしてました...^^;
計算によるのと比べて何とシンプルかつ美しいことでしょう♪
自画自賛 ^^v


解答・その14

(ペンネ−ム:teki)

答え  12060

まともに計算するのはエクセルの助けが必要ですが、ガウスの足し算で簡単にでますね。
ガウス記号をはずした形でガウスの足し算(これもしゃれてますね。)を行うと、13が1005個できます。
ガウス記号がついているので、平均はこれより1少ない12ですから、
12×1005=12060 ですね。

* 平均が1少ないというのは、2011が素数であることに基づくものです。
この条件がないと、単純に1引くことができなくなります。
つまり、途中に整数が発生しないので、ガウス記号をはずして計算しても結果に影響が出ないわけです。


解答・その15

(ペンネ−ム:Wasmath)

"13"は"23"の間違いかとも思ったのですが,ひとまず与えられた数値のもとで解いてみます。

[13×k/2011] を
   「y=(13/2011)x に x=k(整数)を代入して整数部分を求めたもの」
と解釈すれば,求める式の値は
   「長方形の内部 0<x<2011,0<y<13 で,対角線(を含んでそ)の下方にある格子点の個数」
を表す。
13と2011は互いに素であるから,対角線上には格子点は存在しないので,その個数は
   2010×12/2 = 12060  (答)
ちなみに,13を23にしても「23と2011は互いに素」であることに変わりはないので,同様に
   2010×22/2 = 22110
となって,答の数値もちょっと面白い。


解答・その16

(ペンネ−ム:MVH)

まず, 拡張として, 次の問題を考察します.



互いに素な自然数 a,b に対して,
a=cb+d かつ 1≦d≦b-1
を満たす自然数の組(c,d)がただ一組存在します.
ここで, 自然数kに対して,

・・・(1)

に注意します(k=0 の場合は, 求める和に影響しないため, 除外します).
なお,

T)k=be となる自然数 e が存在するとき(⇔k≡0 (mod b) のとき),
(1)⇔
これより, (1)となる n の個数は,
  (ae+c)-ae+1=c+1(個).
なお,k=be となる自然数 e が存在するようなの k 個数は, 1からKまでの自然数に含まれる bの倍数の個数に等しいですから、 で与えられます.

U)k+1=bf となる自然数 f が存在するとき(⇔k+1≡0 (mod b) ⇔k≡-1≡b-1 (mod b) のとき),
(1)⇔
これより, (1)となる n の個数は,
  (af-1)-(af-c)+1=c(個).
なお,k+1=bf となる自然数 f が存在するようなの k 個数は,



V)上記のT)U)以外ののとき(k≡1,2,・・・,b-2 (mod b) のとき),
(1)から,
これより, (1)となる n の個数は,
(1)から,
です.
さて, n=1,2,・・・ に対して, dn を b で割った余りは, 必ず周期を持ちます. さらに, その周期は, b 以下です(周期が b となるのは, d,b が互いに素のとき, です).
また, 任意の自然数に対して, です.
従って, n=1,2,・・・に対して, は, 0 と 1 の数列を生みます.
そして, 和を求める際には, となるにのみ着目すれば良いことが分かります.
以上で, 一般の場合の考察を終えます. □

以下では, 上記の考察を踏まえ, 問題169を解きます.
問題169は, 上記考察において,
  a=2011,b=13,c=154,d=9,N=2010,K=12
の場合です.

T)となるkは, 個, つまり, T)となることはありません.
また, N=pa=1 となる自然数 p が存在する(2010=1×2011-1)ので, U)となる k は, 1 個あります(k=12).
V)において, (1)となる n の個数は, (個) あります. 今, d=9 と b=13 は互いに素ですので, 9n(nは自然数)を 13 で割った余りは, 周期 13 です.
ここで, k=1,・・・,11,12 に対して, に注意します(1 大きくなる n に着目します).
以上により, 求める式の値を A とすると,


ところで, この問題を眺めていると, 次のことが気になりました.
2011は2011年度ということで良いとして, 13の意味は何だろう, と考えました. その 結果, この13は, 問題の出典である『2001年トライヤル問題』の2001年度=平成13年 度から来ているのではないか, と推測しました. つまり, 問題の改題としては, 次の 問題が適当ではないか, ということで, 次の問題を考察してみます(2011年=平成23 年).


この問題は, 冒頭の拡張において,て,
  a=2011,b=23,c=87,d=10,N=2010,K=22
の場合です.

T)となるkは, 個, つまり, T)となることはありません.
また, N=pa=1 となる自然数 p が存在する(2010=1×2011-1)ので, U)となる k は, 1 個あります(k=12).
V)において, (1)となる n の個数は, (個) あります. 今, d=9 と b=13 は互いに素ですので, 9n(nは自然数)を 13 で割った余りは, 周期 13 です.
ここで, k=1,・・・,11,12 に対して, に注意します(1 大きくなる n に着目します).
以上により, 求める式の値を A とすると,




正解者

Wasmath teki 杖のおじさん
haya スモークマン 転位反応
のっこん falcon@中学教師 迷子の雄猫
浜田 明巳 T_Tatekawa エルドス
夜ふかしのつらいおじさん オヤジ ykak
MVH

コメント

13と2011は、互いに素(最大公約数が1の関係)ですから、

  

は、整数にはなりません。
この数列の前後を組み合わせると、その和はすべて13になります。

  

ガウス記号を考えると、小数点以下が切り捨てられることから、

  

となります。この組合せが、1005個ありますから、
  12×1005=12060
となります。Wasmathさん、MVHさんの ご指摘にあるように、23と2011の組合せで出題すれば良かったですね。


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