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問題179 平均の問題
Weekend Mathematics問題/問題179 平均の問題

問題179 平均の問題

0以上10000以下の整数の中で、10進法で表記したときに 1が現れないようなものすべての平均を求めよ。


問題の出典

数学オリンピック
日本評論社
第20回日本数学オリンピック予選(2010年)

解答

〜到着順にご紹介します〜

解答・その1

(ペンネ−ム:浦岡)

便宜上、題意のような整数を 「0000、0002、0003、…、0009、0020、0022、…、9999」 という風に0を補い、すべて4桁にして扱う。
つぎに、これらが全部でm個であるとすると、千、百、十、一のそれぞれの位に 「0、2、3、…、9」 がm/9回の同回数で現れることから
 (合計) = 1000(0+2+3+…+9)m/9 + 100(0+2+3+…+9)m/9 + 10(0+2+3+…+9)m/9
         +(0+2+3+…+9)m/9
      = 1111×44m/9
      = 48884m/9
∴(平均) = 48884m/9 ÷ m = *48884/9* …(答)


解答・その2

(ペンネ−ム:T_Tatekawa)

0以上9以下の場合,1以外の数の平均を取る.
  44/9
0以上99以下の場合,1を含まない整数の数は
  100- 10*2 + 1 = 81個
十の位と一の位を分けて考える.
十の位,一の位それぞれで平均を取る.
どちらも,1以外の数が9個ずつ現れるので,
0以上99以下の整数で1が現れないもの全ての平均は
  (44 * 10 * 9 + 44 * 9)/81 = 484/9
同様に考えて,0以上9999以下で1を含まない整数の数は
  9*9*9*9=6561個
四桁それぞれについて,現れる数を考える.1以外の数が
  9*9*9=729個
現れる.0以上9999以下で1が現れない整数の合計は
  (44 * 1000 + 44 * 100 + 44 * 10 + 44 * 1) * 729=48884*729
10000は1が現れるので除外.よって平均は
  48884*729/6561= 48884/9


解答・その3

(ペンネ−ム:夜ふかしのつらいおじさん)

1を使わないので、{0,2,3,4,5,6,7,8,9}の9個の数字を使ってできる数を考えます。
0を含めて、10000未満のそのような数は、4桁を考えればよいので、   9×9×9×9=946561個
です。そのような数の合計を位ごとに考えます。
  0+2+3+4+5+6+7+8+9=44
です。一の位に{0,2,3,4,5,6,7,8,9}は、周期的に6561÷9=729回現れます。
1つの数字が十の位は9個、百の位は92個、千の位は93個、続けて現れます。
現れ方は異なっても{0,2,3,4,5,6,7,8,9}の合計の現れる総数は同じです。よって、
  一の位は、44×729=32076
  十の位は、10×44×729=320760
  百の位は、100×44×729=3207600
  千の位は、1000×44×729=32076000
合計は、(1+10+100+1000)×44×729=1111×44×729=35636436
ゆえに平均は、35636436÷6561=5431.5555・・・・(=5431+5/9 =48884/9)


解答・その4

(ペンネ−ム:のっこん)

0以上9999以下の整数において
1が現れないのは
○○○○においてどの○も
1を除く0から9までの時
よってその個数は94=6561

  1. ○○○○において1が4個あるのは1111の時

  2. ○○○○において1が3個あるのは
     (1)111○において○が1を除く0から9の時
     (2)11○1において     〃
     (3)1○11において     〃
     (4)○111において     〃
     (1)、(2)、(3)、(4)ともそれぞれ9通りあるから
     2.に該当するすべての数の和は
     1000(3・9+44)+100(3・9+44)+10(3・9+44)+3・9+44=71・1111=78881

  3. ○○○○において1が2個あるのは
     (1)11○○において○が1を除く0から9の時
     (2)1○1○において     〃
     (3)1○○1において     〃
     (4)○11○において     〃
     (5)○1○1において     〃
     (6)○○11において     〃
     (1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)ともそれぞれ92=81通りあるから
     3.に該当するすべての数の和は
     1000(3・81+3・9・44)+100(3・81+3・9・44)+10(3・81+3・9・44)+3・81+3・9・44=1431・1111=1589841

  4. ○○○○において1が1個あるのは
     (1)1○○○において○が1を除く0から9の時
     (2)○1○○において     〃
     (3)○○1○において     〃
     (4)○○○1において     〃
     (1)、(2)、(3)、(4)ともそれぞれ93=729通りあるから
     4.に該当するすべての数の和は
     1000(729+3・81・44)+100(729+3・81・44)+10(729+3・81・44)+729+3・81・44=11421・1111=12688731

1が現れるすべての数の和は
1111+78881+1589841+12688731=14358564

1が現れないすべての数の和は
49995000−14358564=35636436

よって 1が現れないすべての数の平均=35636436/6561=48884/9=5431.5555・・・


解答・その5

(ペンネ−ム:マシャ)

各桁に0, 2, 3,〜9までが入る全ての組み合わせを考えればいいので,その平均は44/9になります.
桁は1000, 100, 10, 1があるので, 全体の平均は
  44/9*1111=48884/9≒5431.56
です.


解答・その6

(ペンネ−ム:haya)

答: 5431.555… = 35636436 / 6561

【解き方】
逆に桁に1を含む整数について考える。  4桁の整数の4桁目(先頭桁)を見ると、1は全て含まれるから1000個。  2〜9の数字については、1を全く含まない整数は排除されるから数が減る。 3桁全て1を含まない組合せは、
  1000-93 = 1000 - 729 = 271
より、各271個。 これは10000未満のその他の位の数字の出現頻度についても同様である。 つまり、10000以下の整数の各桁の数字の出現頻度は下図となる。

上の表を計算して、桁に少なくとも1個1を含む整数の総和は

一方、全体の総和は、    より、求める1を含まない整数の総和は、
  50005000-14368564=35636436
その個数は、4桁とも1を含まない組合せだから、
  94 = 6561
通り。よって求める解は、
  5431.555… = 35636436 / 6561
となる。


解答・その7

(ペンネ−ム:浜田 明巳)

2010年数学オリンピック予選の問題2からですね.
総和の1の位の数は,
  0+2+3+4+5+6+7+8+9=44
の和となっている.
他の3桁を考えると,この数の9倍.
同様に他の桁も
  44×9
となっているので,総和は,
  44×9×(1000+100+10+1)=44×9×1111
この数の総数は,
  9
故に平均は,
  44×9×1111/9=44×1111/9=48884/9
エクセルのマクロでは,以下の通り.

Option Explicit
Sub Macro1()
    Sheets("Sheet1").Select
    Cells(1, 1).Value = 0
    Cells(1, 2).Value = 0
    Dim a As Integer
    Dim b As Integer
    Dim c As Integer
    Dim d As Integer
    Dim g As Long
    For a = 0 To 9
      If a <> 1 Then
        For b = 0 To 9
          If b <> 1 Then
            For c = 0 To 9
              If c <> 1 Then
                For d = 0 To 9
                  If d <> 1 Then
                    Cells(1, 1).Value = Cells(1, 1).Value + (a * 1000 + b * 100 + c * 10 + d)
                    Cells(1, 2).Value = Cells(1, 2).Value + 1
                    Cells(Cells(1, 2).Value, 4).Value = a
                    Cells(Cells(1, 2).Value, 5).Value = b
                    Cells(Cells(1, 2).Value, 6).Value = c
                    Cells(Cells(1, 2).Value, 7).Value = d
                    Range("D" & Cells(1, 2).Value).Select
                  End If
                Next d
              End If
            Next c
          End If
        Next b
      End If
    Next a
    g = GCM(Cells(1, 1).Value, Cells(1, 2).Value)
    Cells(2, 1).Value = Cells(1, 1).Value / g
    Cells(2, 2).Value = Cells(1, 2).Value / g
    Range("A2").Select
End Sub
Private Function GCM(ByVal a As Long, ByVal b As Long) As Long
    If b = 0 Then
      GCM = a
    Else
      GCM = GCM(b, a Mod b)
    End If
End Function


解答・その8

(ペンネ−ム:スモークマン)

k+1桁目の数字の和はそれぞれ ( 0+2+3+4+5+6+7+8+9=44 ) ...44*10k
また、0〜9999までの数は、9進法の数と考えれば 94個...
(ちなみに 10進法なら...104 個)
つまり、その桁以外の数は 93個ということだから...
   44*93*(103+102+10+1)/94
  =44*1111/9
  (=5431.55556) > 5000


解答・その9

(ペンネ−ム:ちょろんは太太)

0以上、10000以下で、 1を含まない整数は、一の位、十の位、百の位、千の位が、 0、2,3,4,5,6,7,8,9 の9個の整数で作られるもの。
総数は、94 個である。 次に、合計を求める。
特定の数 m ( 0, 2, 3, ・・・) について考える。
この数が、ある位にあらわれる回数は、それ以外の3つの位の数の組み合わせ 93 回である。
それぞれの位について考慮すれば、m が合計に寄与する分は、m×(1+10+100+1000)×93
すべての m について考えると、合計は、(0+2+3+4+5+6+7+8+9)×(1+10+100+1000)×93
よって、平均は、

これで思ったのですが、
  99までの和 45 x 110
  999までの和 45 x 11100
  9999までの和 45 x 1111000
  99999までの和 45 x 111110000
  999999までの和 45 x 11111100000
になるんですね、当たり前かと思いますが・・・


解答・その10

(ペンネ−ム:まめ)

平均なので、個数と総和をそれぞれ求めればよい。
尚、0〜10000までとなっているが、10000は明らかに含まれないので、0〜9999までの個数と総和を求める。

まずは個数から求める。
1が使えない、即ち0と2〜9まで9種類の数字しか使えない世界。
よって9進数で表した0〜8888までの数字の個数と同義。

0〜8888までの個数は、9進数で表して10000個。
9進数の10000は10進数で 94(=6561)
従って、0〜10000まで、1が現れない数字の個数は94個。

次に総和。
まず1桁目では、0と2〜9までの和が何セットあるかを考えればよい。
1を除く0〜9までの和は、
  (0+9)×10÷2−1=44
  0〜10まではこれが1セット、
  0〜100までは、9セットあるし、
  0〜1000となると9×9セットあるし、
  0〜10000となると9×9×9セットあるから、全部で
  44×93である。

このセットの数は2桁目、3桁目、4桁目でも同じ。
従って総和は
  (44×103+44×102+44×101+44×100)×93

よって、平均は
  (44×103+44×102+44×101+44×100)×93÷94
 =(44×103+44×102+44×101+44×100)÷9
 =44÷9×1111

(答)9分の48884 または 5431と9分の5 あるいは 5431.5(・) 
     (・)は小数第1位以降、5が循環することを表す
それにしてもこんな問題、小学生が解けるのでしょうか?

考察
たぶん、0〜10nまでの中でa,b,c・・・が現れない数字の総平均は、 一般解として
  S×(100+101+102+・・・+10n-1)÷p
と書けるのかな。
  S=45−a−b−c−・・・,p=10−現れない数字の数。
(例)0〜100000まで、1、3、5、8が現れない数字の総平均は
  S=2+4+6+7+9=28、
 p=6ということで、
  28×11111÷6=51851.3(・)


解答・その11

(ペンネ−ム:迷子の雄猫)

まず10,000は1を含むので除外する。
残りの整数は4桁で表記できるので、先頭に0を補って4桁の固定長で表記する。
(つまり0001,0002,0003, .... ,0100,0101, .... , 9999)
さらにその中で1を含む数字を除外すると、各桁が0,2,3,4,5,6,7,8,9のいずれか で出来ている数字のみが残る。
残った数字は各桁が0,2,3,4,5,6,7,8,9のいずれも同じ頻度で(つまり同じ回数 ずつ)出現する。
よって、1の位だけみるとその平均値は44/9になる。
10,100,1000の位も同様なので、平均は1111×(44/9)=48884/9


解答・その12

(ペンネ−ム:杖のおじさん)

答え  48884/9

各位で1が含まない数字の合計は
1の位(2+9)×8÷2=44・・・(1)
10の位(2+9)×8÷2×10=440・・・(2)
100の位(2+9)×8÷2×100=4400・・・(3)
1000の位(2+9)×8÷2×1000=44000・・・(4)
(1)+(2)+(3)+(4)=48884になります。従って平均は次の通りです。
48884/9となります。


解答・その13

(ペンネ−ム:転位反応)

0〜10000のうち、1を含まない整数は最大4桁であるから、それをABCDとする。 A、B、C、Dは、それぞれ0、2、3、・・・、8、9の数なので、全ての組合せは9通りあり、 9999、9998、・・・・、3、2 の総和を単純に加算して求めるのは容易ではない。
そこで、A=9の場合について具体的に考えてみると、 4桁の整数は9ABCと表現でき、B、C、Dについての全ての組合せは9通りである。 つまり、9999、9998、・・・ のように、9000を含む数字が9個存在することになる。
同様にして、B=9の場合、 4桁の整数はA9CDと表現でき、A、C、Dについての全ての組合せは93通りである。 つまり、900を含む数字も9個存在することになる。
よって、9999=9000+900+90+9のように分解して加算すれば良い。
総和=9000×9+900×9+90×9+9×9
    +8000×9+800×9+80×9+8×9
    +・・・・・・
    +2000×9+200×9+20×9+2×9
   =(2+3+・・・+9)×1000×9+(2+3+・・・+9)×100×9
    +(2+3+・・・+9)×10×9+(2+3+・・・+9)×9
   =44×1000×9+44×100×9+44×10×9+44×9
   =1111×44×9
よって、平均値=1111×44×9/9
          =1111×44/9
          =48884/9


解答・その14

(ペンネ−ム:もげぴ)

4桁の整数0000〜9999までについて考えます。
(設題は0から「10000」までの整数についてですが, 10000は「1」が使用されているのでこの時点で除外します。 また,「1」等の1桁の数は,便宜上「0001」と表記するものとして検討します。)
4桁の整数○○○○のうち,1が現れないもの全てが対象なので, 「0,2,3,4,5,6,7,8,9」の9つの整数を組み合わせてできる4桁の整数を考えます。 このような整数の個数は,9×9×9×9=6561個です。
次に,このような整数の全ての和を求めます。 1の位には,0及び2から9までの9種類の数が,9×9×9=729個ずつあるはずなので, 1の位の数の合計は,
   (0+2+3・・・+8+9)×729=44×729
となります。10の位の数の合計,100の位の数の合計, 1000の位の数の合計も,44×729となります。 したがって,このような4桁の整数の和は,
   44×729+10×44×729+100×44×729+1000×44×729
  =(1+10+100+1000)×44×729
  =1111×44×729
です。したがって平均を出すと,
   1111×44×729/6561=48884/9= となります。


解答・その15

(ペンネ−ム:SOU)

I) 10000はいらないので0〜9999 までの数で1を含む数の総和を求める。
 (1) 1の個数が4つの時
  1111 = 101x11 のみ
 (2) 1の個数が3つの時
  111X,11X1,1X11,X111  の4パターンがある。
  各々のパターンにおいて、X の部分に入る値は0,2〜9 の9通りある。
  そこで1 の部分とX の部分を分けて考える。
  イ) 1110,1101,1011,111 が各々9個
    → (1110+1101+1011+111)x9 = 3333x9 = 101x11x33
  ロ) (2+3+…+9)+(20+30+…+90)+(200+…+900)+(2000+…+9000) = 101x112x22
 (3) 1の個数が2つの時
  ハ) 1が2つと0が2つの組み合わせ 1100,1010,…,111 の個数は0の入る場所が2箇所なので各々9x9個
    → (1100+1010+…+11)x9x9 = 3333x9x9 = 101x11x35
  ニ) ((2+3+…+9)x9+(20+30+…+90)x9+(200+…+900)x9+(2000+…+9000)x9)x3 = 101x112x22x33
 (4) 1の個数が1つの時
  ホ) 1111*9*9*9 = 101x11x36
  ヘ) 1111*44*3*9*9 = 101x112x22x35

II) 1を含まない数の和
  ト) 全体 = 0+1+2+…+9999 = 101x11x54x32x23
  チ) 1を含む数の和 = 359x101x11x32x22
  リ) 1を含まない数の和 = ト) - チ) = 101x11x32x22(54x2-359) = 101x112x36x22

III) 1を含まない数の個数を求め、リ) を割る
 I) の(1)〜(4) と同じ分け方で考えると、1を含まない数の個数は
  10000 - (1 + 9x4 + 9x9x6 + 9x9x9x4) = 38

従って平均は
   101x(11x2/3)2


解答・その16

(ペンネ−ム:エルドス)

10進BASICによる解答

CLEAR
FOR I= 0 TO 10000
   FOR K=0 TO 4
      IF MOD(INT(I/10^K),10)=1 THEN GOTO 100
   NEXT K
   LET S=S+I
   LET J=J+1
100 NEXT I
    PRINT "S=";S,"J=";J,"S/J=";S/J
 END

出力結果
1が現れないものの和S= 35636436 、個数J= 6561 、平均S/J= 5431.55555555556


解答・その17

(ペンネ−ム:三角定規)

各位の数が1ではない0以上10000未満の数の総和は

  

このような数は,各位の数がが0〜9,≠1で9通り,計94 個あるから,平均は

  


<別解>
題意を満たす数の各位には 0,2,〜,9 が均等に現れるから,

数の平均=各位の数の平均の(桁の重みをつけた)和
=(44/9)×1111
=48884/9
=5431.55… …[答]


解答・その18

(ペンネ−ム:オヤジ)

1を使用しないので{ 0,2,3,4,5,6,7,8,9 }の9個の数字しか用いない。
従って 0〜10000の数字のうち、1を含まないのは 9=6561個
0〜10000の数字のうち、1を含まない数の和は、
   44×1111×729=35,636,436
よって求める平均は,
   44×1111×9÷9=48884/9
   ∴ 48884/9


解答・その19

(ペンネ−ム:Part Marty)

まず、1が現れない数字は各桁9個しか数字が使えないので、9*9*9*9個である。
1が現れない数字の合計は、
一の桁が0,2,3,4,5,6,7,8,9が個々に9*9*9個あるので0,2,3,4,5,6,7,8,9合計(2+9)*8/2*9*9*9=44*9*9*9
十の桁が0,2,3,4,5,6,7,8,9が個々に9*9*9個あるので00,20,30,40,50,60,70,80,90合計(2+9)*8/2*10*9*9*9=440*9*9*9
百の桁が0,2,3,4,5,6,7,8,9が個々に9*9*9個あるので合計(2+9)*8/2*100*9*9*9=4400*9*9*9
千の桁が0,2,3,4,5,6,7,8,9が個々に9*9*9個あるので合計(2+9)*8/2*1000*9*9*9=4400*9*9*9
よって合計は44*9*9*9*(1+10+100+1000)
従って平均は44*9*9*9*(1+10+100+1000)/(9*9*9*9)=1111*44/9=48884/9

下記の様にmaximaで確認しました。48884/9となりました。

kill(all);
nnn:0$nn:0$for a:0 thru 9 do
    for b:0 thru 9 do        
   for c:0 thru 9 do            
    for d:0 thru 9 do                
     if a#1 or b#1 or c#1 or d#1 then 
 [nnn:nnn+a*1000+b*100+c*10+d,nn:nn+1]
$nn;nnn;nnn/nn; 

コメント

どの桁にも「1が現れないようなもの」を考えるには、 最初から「1」という数字がないと思えばいいのでしょうか。
残りの9個の数字は、偏ることなく対称性をもって出現します。
従って1桁目の平均が、
  (0+2+3+・・・+9)/9=44/9
これがすべての桁で起こっていると考えればよいわけです。
  (1000+100+10+1)(44/9)=48884/9 となります。
数の平均を考える時に、その数に注目するのではなく、桁ごとに考えるという アイディアですね。


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