Weekend Mathematicsコロキウム室2000.10〜12/NO.105

コロキウム室



NO.897 2000.12.1.kiyo生徒からの問題(2)

×







NO.898 2000.12.1.ch3cooh生徒からの問題(3)

プログラムで解析したところ

17 x 4 = 68
68 + 25 = 93

が唯一の解のようです。

途中までの結果
(ab) x (c) = (de)を満たす回答は

(a,b,c,d,e)=
(1,2,7,8,4)
(1,2,8,9,6)
(1,3,4,5,2)
(1,3,6,7,8)
(1,4,7,9,8)
(1,6,3,4,8)
(1,7,2,3,4)
(1,8,2,3,6)
(1,8,3,5,4)
(1,8,4,7,2)
(1,9,2,3,8)
(1,9,3,5,7)
(1,9,4,7,6)
(2,6,3,7,8)
(2,7,3,8,1)
(2,9,3,8,7)
(3,4,2,6,8)
(3,8,2,7,6)
(3,9,2,7,8)
(4,3,2,8,6)
(4,8,2,9,6)

と結構ありますが、完全に満たす回答は一つしかないんですね
(最近の電机は早いので、これぐらいの計算だと秒以下になる事もあります)



NO.899 2000.12.1.浜田 明巳生徒からの問題(4)

とりあえず、エクセルの解答マクロだけを紹介しておきます。
このやり方です と、無駄な計算を一切せずに解答を表示してくれます。

Sub Macro1()
    '  AB
    'x  C
    '----
    '  DE
    '+ FG
    '----
    '  HI
    Dim A As Integer
    Dim B As Integer
    Dim C As Integer
    Dim D As Integer
    Dim E As Integer
    Dim F As Integer
    Dim G As Integer
    Dim H As Integer
    Dim I As Integer
    Dim j(9) As Integer
    Dim k As Integer
    Dim kosuu As Integer
    For B = 1 To 9: j(1) = B
      For C = 1 To 9: j(2) = C
        If dame(2, j()) = 0 Then
          E = (B * C) Mod 10: j(3) = E
          If dame(3, j()) = 0 Then
            For A = 1 To 9: j(4) = A
              If dame(4, j()) = 0 Then
                D = A * C + (B * C) \ 10: j(5) = D
                If dame(5, j()) = 0 Then
                  For G = 1 To 9: j(6) = G
                    If dame(6, j()) = 0 Then
                      I = (E + G) Mod 10: j(7) = I
                      If dame(7, j()) = 0 Then
                        For F = 1 To 9: j(8) = F
                          If dame(8, j()) = 0 Then
                            H = 9
                            For k = 1 To 8: H = H + k - j(k): Next k
                            j(9) = H
                            If H = D + F + (E + G) \ 10 Then
                              kosuu = kosuu + 1
                              Cells(1, kosuu).Value = 10 * A + B
                              Cells(2, kosuu).Value = C
                              Cells(3, kosuu).Value = 10 * D + E
                              Cells(4, kosuu).Value = 10 * F + G
                              Cells(5, kosuu).Value = 10 * H + I
                            End If
                          End If
                        Next F
                      End If
                    End If
                  Next G
                End If
              End If
            Next A
          End If
        End If
      Next C
    Next B
End Sub
Private Function dame(ByVal m As Integer, ByRef j() As Integer) As Integer
    Dim k As Integer
    If j(m) < 1 Or j(m) > 9 Then
      dame = 1
    Else
      dame = 0
      k = 1
      While dame = 0 And k < m
        dame = -(j(k) = j(m))
        k = k + 1
      Wend
    End If
End Function




NO.900 2000.12.9.かつ行きつ戻りつの問題・その後

行きつ戻りつの問題は、 Idaho Potatoさんの言う通りパラドックスなんですね。 言われるまで気づきませんでした。
振り返って走るポチ君が振り返る時間がないとすると(ここが数学の特徴?) どちらを向いているか?ということに答えは無いんですね。
あきら君が少しでも動くとポチ君も必ず動いてなければならなりません。 (振り返る時間が無いから)
もし、家に着いたときに家の方を向いているとすると、振り返る時間がないので、 駅の方を向いていても良いことになります。 また、駅の方を向いていると同じように家のほうを向いても良いとこになるはずです。
結局この問題は 解答にあるとおり無限等比級数なので答えは近似値と言うことで実際の答えではないんですね。



NO.901 2000.12.10.水の流れサイコロの積(1)

第65回数学的な応募問題

太郎さんは、本を読んでいて大変素数に興味を持っています。 ある合成数が何個の素数の積でできているかなどです。 例えば、1桁の自然数の場合は、8=2×2×2 で素数3個から合成されています。 素数の個数としてはこの8が最大です。
2桁の自然数の場合は、64=2で2という素数6個から合成されています。 他に6個の素数からできている合成数は、96=2×3 があります。 これが2桁の自然のとき素数の個数は最大です。

さて、サイコロの目の積の目を通してみます。 「1の目」は素数0個、「2の目、3の目、5の目」は素数1個、 「4の目」は4=2×2で2個、「6の目」は6=2×3で同じく2個から成り立っています。

ここで、問題です。大きさの異なる3つのサイコロを同時に投げて、 出た目の積をPとする。Pを素因数分解したとき、素数の個数で分類すると、 目の積は何通りあるか。全部で6×6×6=216通りを順に考えてください。

問題1:素数が1個からなっているPの出方は何通りですか。

問題2:素数が2個からなっているPの出方は何通りですか。

問題3:素数が3個からなっているPの出方は何通りですか。

問題4:素数が4個からなっているPの出方は何通りですか。

問題5:素数が5個からなっているPの出方は何通りですか。

問題6:素数が6個からなっているPの出方は何通りですか。

問題7: 次のある考え方をすると、鮮やかに上の問題の答えを導いてくれます。 これを考えてください。

問題8:さらに、大きさの異なる5つのサイコロを同時に投げて、出た目の積をPとする。 Pを素因数分解したとき、素数の個数を数えたら、8個になりました。 こんなPの出方は何通りですか。勿論、6=7776通り中での分類になります。




NO.902 2000.12.12.Junkoサイコロの積(2)

素数がi個からなっているでかたをP(i)通りとします。
忘れかけているEXCELのVBAで簡単なプログラムを組んでみました。

Sub ボタン1_Click()
'*****************
'素因数分解における素数の個数
Dim A(1 To 6) As Integer
A(1) = 0
A(2) = 1
A(3) = 1
A(4) = 2
A(5) = 1
A(6) = 2
'*****************
'P(i)の初期値
Dim i As Integer
Dim P(7) As Integer
For i = 0 To 6
  P(i) = 0
Next i
'*****************
'サイコロをふる
Dim S As Integer
Dim j As Integer
Dim k As Integer
For i = 1 To 6
  For j = 1 To 6
    For k = 1 To 6
      S = A(i) + A(j) + A(k)
      P(S) = P(S) + 1
      S = 0
    Next k
  Next j
Next i
'******************
'表示
For i = 0 To 6
Cells(11 + i, 3).Select
Cells(11 + i, 3) = P(i)
Next i
End Sub

結果は以下の通りです。

P(0)= 1
P(1)= 9
P(2)=33
P(3)=63
P(4)=66
P(5)=36
P(6)= 8




NO.903 2000.12.13.浜田 明巳やまとなでしこ

フジTV(あるいはその系列?)で放映中のTV番組で、 「やまとなでしこ」というのがあります(来週が最終回だそうです)。 ストーリーはどうでもいいのですが、その中で気になる発言がありました。
 主人公は数学者になる希望に燃えていた30代の男性です。 フィールズ賞を取ろうと頑張っていたのでしょうが(※)、 夢破れて、潰れかけている家業の魚屋を継ぐ事になりました。 その時にこういう発言が誰かからあったのです。 「数学をやめて、魚屋になってよかったね。」
主人公は真面目な男性で、この発言を黙って聞いていました。 ここで、私は疑問に思ったのです。何故数学者がだめで、魚屋がいいのでしょうか?  職業として魚屋がどうのこうの、とは思いませんが (どちらかというと魚が好きな方ではありませんが)、 少なくとも職業として数学者より魚屋がいいとは思えません。 どちらが金が儲かるか、という面では、軍配は魚屋に上がるのかも知れません。 しかしそれも努力と運次第でしょう。 一般的に、数学者や数学に対して偏見があるからなのでしょうか? それとも?  皆さんはどうお考えでしょうか。
最後に主人公の母親は、一人息子に対して、 「数学をやりたかったら、魚屋をやめてもいいのよ。」と言っていました。 息子の気持ちを一番分かっているのでしょう。
 たとえフィールズ賞を取れなくても、職業としての数学者はそれなりに意味のあるものです。 正直言って、私も出来れば数学者になりたかったのに、能力不足と勉強不足、 努力不足のせいでなれませんでした。今は中学・高校で数学を教えています。 いつも生徒が数学を好きになってくれれば、と思っているのですが、なかなかうまくいきません。

(※)フィールズ賞は、数学のノーベル賞に当たる賞ですが、ノーベル賞と違って、 40歳までが受賞対象、4年に1回です。 何故数学にノーベル賞がないかというと、その昔ノーベルさんの恋敵が数学者で、 その為にノーベルさんが一生独身だったとか? まったく関係ない話ですみません。



NO.904 2000.12.14.かつサイコロの積(3)

素数が0個のときは
(1,1,1) のみ・・・ 1通り

素数1個のとき
(1,1,2)、(1,1,3)、(1,1,5)の三種類
これの入れ替えがあるので・・・  3×3=9   9通り

素数2個のとき
同じ数字を2個使うもの
(1,1,4)、(1,1,6)、(1,2,2)、(1,3,3)、(1,5,5)の5種類
同じように入れ替えがあるので・・・  5×3=15
同じ数字を使わないもの
(1,2,3)、(1,2,5)、(1,3,5)の3通り
今度の入れ替えは3!だから・・・  3×3!=18
よって    15+18=33     33通り

素数3個のとき
同じ数字だけで作る
(2,2,2)、(3,3,3)、(5,5,5)の3種類
同じ数字が2つつかう
(2,2,3)、(2,2,5)、(3,3,2)、(3,3,5)、(5,5,2)、(5,5,3)の6種類
入れ替えで・・・   6×3=18
同じ数字を使わない。
(1,2,4)、(1,2,6)、(1,3,4)、(1,3,6)、(1,5,4)、(1,5,6)、(2,3,5)の7種類
入れ替えで。。。  7×3!=42
よって    3+18+42=63      63通り

素数4個のとき
同じ数字2つ
(1,4,4)、(1,6,6)、(2,2,4)、(2,2,6)、(3,3,4)、(3,3,6)、(5,5,4)、(5,5,6)の8種類
いれかえで。。。   8×3=24
同じ数字をつかわない
(1,4,6)、(2,3,4)、(2,3,6)、(2,5,4)、(2,5,6)、(3,5,4)、(3,5,6)の7種類
入れ替えで。。。  7×3!=42
よって・・・    24+42=66    66通り

素数5個のとき
同じ数字2つ
(2,4,4)、(2,6,6)、(3,4,4)、(3,6,6)、(5,4,4)、(5,6,6)の6種類
入れ替えで。    6×3=18
同じ数字をつかわない
(2,4,6)、(3,4,6)、(5,4,6)の3種類
いれかえで・・・   3×3!=18
よって・・・    18+18=36    36通り

素数6個のとき
同じ数字で作る
(4,4,4)、(6,6,6)の2種類
同じ数字を2つ使う
(4,4,6)、(6,6,4)の2種類
入れ替えで・・・   2×3=6
よって・・・    2+6=8        8通り

整理すると
0→1通り
1→9通り
2→33通り
3→63通り
4→66通り
5→36通り
6→8通り
全216通りということになります。

何個同じ数字を使うかということでまとめて見ました。 それによって並べ方がかわるのでなにかあるかな〜とおもったのです。 (同じ数字3こ→1通り、2個→3通り、1個→6通り) ここから規則性というものは見えてきませんでした。(自分には・・・) もう少し考えてみようと思います。



NO.905 2000.12.14.Junkoサイコロの積(4)

私にも規則性が見えてこないのですが・・・。
先に問題8(5つのサイコロを同時に投げて、出た目の積をPを素因数分解する。 素数の個数が8個になる出方は何通りあるか。)を考えてみました。
0,1,2のうちの5つを組み合わせて8を作り出せばいいわけです。 次の2通りに分類されると思います。


80+720=800




NO.906 2000.12.14.水の流れサイコロの積(5)

一般の場合をどのようにして求めるかですが、ヒントは多項式の展開として、 係数の中に生まれてきます。



NO.907 2000.12.14.Junkoサイコロの積(6)

多項式ということで、思いついたのがこれです。
(1+3x+2x2)3

「mathematica」に展開してもらいました。その結果、
(1+3x+2x2)3=1+9x+33x2+63x3+66x4+ 36x5+8x6  

となりました。ばっちりです。なーるほど。
この多項式を手で展開することを想定してみると、サイコロの積の問題と同じことをしていることに気づくと思います。

そこで今度はサイコロ5個に挑戦。
(1+3x+2x2)5= 1+15x+100x2+390x3+985x4+1683x2+1970x6+ 1560x7+800x8+240x9+32x10
という結果になりました。従って、問8の答えは、x8の係数ということで800です。







E-mail 戻る