Weekend Mathematicsコロキウム室2000.1〜3/NO.82

コロキウム室



NO.715 2000.1.7.マサボーまきの問題(2)

先月のまきの問題に関して質問(意見かな)のメールを送らせて頂きます。
12月の問題文にはストーブを木無君が使用したとしか書いておらず、ふたりの婦人が共同ス トーブを使用したかどうか不明です。
「浜田 明巳」さんが指摘しているように、この問題を解くうえで一番重要なのは 使用時間だと思います。
NO.671 「タクシーの相乗り」問題 の場合は各々乗車時間が明確なので問題ありませんが、 この問題では3人がストーブを同時間使用したと云う条件での 解答が求められているような気がします。
一般的な解答は以下のようになるのではないでしょうか (ただし、三木さん、五木さんの提供したまきは同じなど、細かい点は全て同じと仮定して)。

三木さんの使用時間 a 、五木さんの使用時間 b、木無君の使用時間  c とする (だたし、a,b,cはまき8本の燃焼時間を越えず、cは0でない)。
木無君は使用時間 c に対して、8コペイカを払ったので、時間当たりの使用料金は8/c。
よって、三木さんは8a/c、五木さんは8b/c を支払はなければならず、合計金額は
8a/c + 8b/c + 8 = 8(a + b + c)/c 
まきによる取り分は 三木さん 8(a + b + c)/c x 3/8 = 3(a + b + c)/c
五木さん 8(a + b + c)/c x 5/8 = 5(a + b + c)/c

よって、最終的な取り分は三木さん 3(a + b + c)/c - 8a/c = (3b + 3c -5a)/c
五木さん 5(a + b + c)/c - 8b/c = (5a + 5c -3b)/c となる。
3人が同じ時間だとすると(a=b=c)、 三木さん 1コペイカ、五木さん 7コペイカ
木無君のみ使用したとすると(a=b=0) 三木さん 3コペイカ、五木さん 5コペイカ
五木さんが使用せず、三木さんが木無君の倍使用したとすると(a=2c, b=0)、 三木 さんも五木さんに7コペイカを払わなければなりません。




NO.716 2000.1.7. Idaho Potato まきの問題(3)

「まきの問題」の解答では、 「3:5に決まってるじゃん。」という考えがあっさり否定されていますが、 私は、「1:7」だけでなく、 「3:5」もこの問題に対する一つの正解たり得ると考えています。

結論から言うと、 問題文によって与えられている条件だけでは、 「1:7」という解を導くための仮定が不足しているのです。

(問題その1)
ある昼下がり、三木さん、五木さん、木無くんの3人が、 それぞれの昼食の調理のために、共用ストーブのある台所に集まってきました。
三木さんは3本、五木さんは5本のまきを持っています。 木無くんは自分のまきを持っていません。
そこで、三木さんは3本のまき、五木さんは5本のまき、 木無くんは8コペイカを供出して、ストーブの火を共用することにしました。
三木さんと五木さんは、 木無くんから与えられた8コペイカをどのように分ければよいでしょうか。
(問題その2)
ある昼下がり、三木さんが昼食の調理のために台所に来て、 ストーブに3本のまきを入れて料理を始めました。
そこに五木さんがやって来て、ストーブに5本のまきを入れて、 三木さんに続いて料理を始めました。
二人が料理を終える頃に、木無くんがやって来ました。 彼は自分のまきを持っていませんが、 三木さんと五木さんにストーブの火を使って料理をする許しを得て、 そのお礼として、二人に8コペイカを与えました。
二人はこれをどのように分ければよいでしょうか。
オリジナルの問題文を「その1」のように解釈すれば、 自然に「1:7」という解が出てきます。 しかし、「その2」のように解釈すると、 「1:7」という解は根拠を失ってしまいます。
なぜかと言うと、「1:7」という解を導くためには、 という仮定が必要で、 「その1」ではこれらの仮定が問題から読みとれるのに対し、 「その2」ではいずれの仮定も崩れているからです。
「その2」の立場でこの問題を考えると、 ということから、「1:7」という解の根拠はなくなり、 「3:5」という解も十分あり得ることになります。

要するに、「3本」「5本」「8コペイカ」という金品の供給量を、 「3人の合意のもとに定まった結果」と考えるか、それとも、 「3人がそれぞれ自発的に決定した結果」と考えるかよって、 問題に対する見方は変わるわけで、 「1:7」という解は、完全に前者の解釈に立脚しているのです。

一般に、この手の「数理パズル」においては、 出題者の想定する解を導くためには、問題中に明示的に示されている条件以外に、 ある程度「暗黙の仮定」を必要とするものです。 したがって、「暗黙の仮定」の部分に解釈の幅があると、 解は必ずしも一意に定まらなくなります。
かといって、解釈の幅を狭めるために問題文中の条件を増やすと、 こんどは単なる「算数の問題」になって、 頓知を働かせる面白みを失ってしまいます。
そのあたりのさじ加減が、出題者の腕の見せ所といえましょう。

「まきの問題」については、その「さじ加減」を誤ったために、 解釈に多義性が生じていて、数学の問題としては破綻しているのではないか? というのが、私の考えです。
オリジナルの問題文が数理パズルとして意味を持つためには、 どうしても「その1」のように解釈しなければなりません。 しかし、私にとっては、「その2」の解釈は十分自然なもので、 むしろ「その1」のほうが恣意的な解釈のように思えてしまいます。



NO.717 2000.1.7.WAHEIリングセオリー(1)

(はじめに)
代数方程式の代数的解法シリーズ(テ−マ別の部屋)では体と群について、特に群は基本とはいえ、やや 深く理論を展開しました。これから気楽に群や体とは一味違った「環」について、紹 介したいと思います。

2000年になって、いろいろな問題が取り立たされているようですけど、さしあ たって興味ある問題はやはり代数方程式の代数的解法についてなのですが、体と群に よく似ている概念である環は実はその理論が現代語で展開されてからまだ100年も たっておらず、そのためか極めて抽象的です。抽象的とは自由という言葉と表裏一体 なのですが、あまりに自由すぎて我々の常識をはみ出している感があり、自分が納得 するまでは多少の忍耐が必要かもしれません。(書道などの作品がなかなか理解され ないのと似ているかもしれません) しかし、とはいっても、やはり面白いものであると思います。まずは環の定義を書い ておきましょう。

(定義)
集合Rが環であるとは、R≠φであって、写像mとnが次のように与えられているとす る。

m:R×R → R
n:R×R → で対応は次の通り
m((a、b))=a+b
n((a、b))=ab
(このmをR上の足し算(あるいは和)、nをR上の掛け算(あるいは積)という)
そして、次の4つの性質を満たす。

  1. Rは+でアーベル群
  2. a(bc)=(ab)c
  3. a(b+c)=ab+ac
    (a+b)c=ac+bc
  4. Rの中には1(いち)と呼ばれる特別な元があり、a1=1a=aを満たす。 この1を単位元という。
    (ただし∀a、b、c∈Rで1≠0を仮定する)

R×RはRの元のペアーの集合でRとRの直積といいます。
そのRとRの直積からRへの写像 を実はR上の演算(正確には2項演算)というのです。
もちろん複素数上の(我々がよく知る)数の足し算や掛け算、引き算、割り算は全て 演算になっています。
上の定義は集合Rはそのように2つの演算、和と積が与えられていて足し算ではアー ベル群 (代数方程式の代数的解法シリーズ参照)というのですから0が存在して∀a∈Rに対して− aがあって、3つ以上の元は結合的に足す事ができてかつ可換と言う事です。
また2番目の条件は3つ以上の元はやはり結合的に掛けていいということでしょう。
3番目の条件は和と積が結びついたものです。これを分配法則とか分配律とか言います。
そして4は整数と類似の1があるという事です。
それから最後の括弧の中に奇妙なことが書いてあります。 環では0は単位元とは言わず、1を単位元といいますが、0は足 し算では単位元の役割を果たしています。 もし1=0ならば、どんな事が起こってくるのでしょうか?
∀a∈Rに対してもし1=0ならば両辺にaを掛けると、
a1=a0⇔a=0
となります。 aはRの任意の元でそれが0だというのですからR={0}となります。 ですから1≠0ならばR≠{0}ということです。もちろん逆もいえます。
またa0=0a=0は環の定義から証明できます。確かめてください。
注意してほしい事はいま集合Rというのは数に非常によく似ているけれども数よりも 広い概念であるという事です。 Rはφでなければ何でもいいのですから。
よってa0=0a=0も一応確かめておかねばなりませんね。(∀a∈R)
環の最も基本的な例は整数といえるでしょう。
代数方程式の代数的解法シリーズでも見たように、 整数は数の足し算でアーベル群でしたし、他の3つの公理も満たしますね。 よって整数は数の足し算と掛け算で環です。
また、環Rの定義を眺めてみるとab=baを仮定していない事に注意してください。 ところが群のところでも書いたように可換性がないとやはり不便です。 そこで環Rがab=baを満たすときその環を可換環(かかんかん)といいましょう。 (舌を噛みそうですけれどもね)
よって整数は可換環です。でも行列は可換環ではなく、純正な環です。(ただし行列 の足し算と掛け算で)
普通、可換性が成り立たない世界は極めて制御するのが難しくどんな場所へ行くのか わからないミステリーゾーンのようなものですが、行列は割合扱いやすい最も優れた 非可換な環といっていいでしょう。以下ほとんど全ての環を可換環とします。
さて体の定義を思い出してください。 実は可換環の定義に掛け算に関する逆元の存在 を付け加えたものですよね。ですから体ならば自動的に可換環です。 また、体には準同型写像という大切な写像がありました。 あれは演算を保持し、単位元を単位元に移すものでした。 従って2つの環の間にも矛盾なく準同型写像を定める事ができます。 (環ならば和と積があり、かつ単位元1を持つので) 特に環の間の準同型写像を「環写像」という事にします。 (感謝状ではありませんよ)
体のときと全く同じようにも し環写像が全単射ならその写像を環同型といい、それで結ばれる2つの環RとSは互い に同型であるといい、R〜Sとかく事にしましょう。つまり、
R〜S⇔環同型f:R → Sが少なくとも1つ取れる。
です。 ここで群の時と同じように部分環を定義しておきましょう。

(定義)
Kが環Rの部分環であるとはK⊆Rであって、次の3つを満たすものとする。

  1. K≠φ
  2. ∀a、b∈K⇒a+b、ab、−a∈K
  3. 1∈K  (ただしこの1はRの1。つまりKはRの単位元を共有する)
この3つさえ満たせばKはRの和と積で独立した環になります。群のときも同じでし た。

さて、ここで環写像の例を2つほど挙げてみます。それぞれ確かめてみてください。

(例1)
f:C → C
を複素数から複素数への写像とする。
ただし対応はf(a+bi)=a−biとする。
また、これは環同型か?

(例2)
f:M(n) → M(n)
を成分を実数とするn次正方行列の集合から、その集合への写像とする。
ただし対応はf(A)=PAP
(P∈M(n)でその行列式が0でないとする。PはPの逆行列)
環写像(準同型写像)について忘れた方は 代数方程式の代数的解法シリーズの(3)を見てくださ い。
さて、環写像を用いて環の内部にある部分集合を定めることができます。

(定義)
f:R → Sを環写像とする。Ker(f)とIm(f)を次で定義する。
Ker(f)={a∈R|f(a)=0}
Im(f)={f(a)∈S|a∈R}

さあ、この定義を吟味してみましょう。
Ker(f)というのは言葉でいうとfで移し て0∈Sへ行くようなRの元の集合という事ですね。
Im(f)はRの元の像の集合という事でしょう。 このIm(f)をf(R)とも書きます。 どちらでも自分にあった方を 使ってください。人によってはf(R)の方がイメージが湧くかもしれません。
代数方程式の代数的解法シリーズの(2) で写像の種類について定義しました。
単射、全射、全単射でし たが、上のKer(f)とIm(f)を用いて、単射と全射の定義を改良しましょう。
すぐにわかる事ですが、fが全射⇔Im(f)=Sということです。
これは代数方程式の代数的解法シリーズの(2)で定義した全射の定義と同値です。
また、fが単射⇔Ker(f)={0}が成り立ちます。
これは少しわかりずらいかもしれませんが、定義(ルール) に従って考えていけば簡単です。

(Ker(f)={0}⇔fが単射の証明)
まずKer(f)={0}を仮定する。この仮定のもとにfが単射である事を示す。 定義に従いf(a)=f(b)とする。 するとf(a)−f(b)=0であるから、f は環写像なのでf(a−b)=0であり、Ker(f)の仮定からa−b∈Ker(f)である。 よっていまKer(f)={0}と仮定しているのだからa−b=0であり従ってa =bを得る。ゆえにfは単射。
今度はfが単射である事を仮定してKer(f)={0}を示す。 ∀aをKer(f)からとってこれが0である事をいえば題意は満たされる。 ∀a∈Ker(f)を取ってくればKer(f)の定義からf(a)=0でである。いまfは 環写像なのだから、
f(0)=0 ・・・・・(1)
である。よってf(a)=f(0)で仮定よりfは単射であるからa=0.従って任意 のKer(f)の元は0ということなのでKer(f)={0}
さて、この証明の中にある(1)について考えてみましょう。fが環写像ならばほん とに0が0へ移るのでしょうか?
環Rは和でアーベル群でした。 ですから、a+0=0+a=aが任意のRの元aについて成り立ちます。 この式をfでそれぞれ移して見ましょう。すると
f(a+0)=f(0+a)=f(a)
です。さらにfは和を和に移すので(なぜならばfは準同型写像なので)
f(a)+f(0)=f(0)+f(a)=f(a)・・・・(2)
となります。aはRの任意の元だったのでf(a)もSの任意の元としてもいいでしょ う。(多少乱暴な言い方ですが)
してみると上の(2)の式をよく見てみるとf(0)はS内で0の役割をしていますよね。 任意のf(a)∈Sを和で変化させていないのですから。 つまりf(0)=0です。これで証明のなかの(1)がいえました。
それから、Ker(f)はカーネルエフと読んで、Im(f)はイメージエフと読みます。 これが一般的な呼び名とされているようです。しかし英語で書かれた本を読むと いろいろと書いている人によって呼び名が(ほとんど統一されているとはいえ)微妙 に異なっている事があります。注意してください。
またIm(f)はSの部分環となっています。確かめてみてください。
ただしKer(f)はRの部分環にはなっていません。これもその理由を考えてみてください。 最後に問題を出しておきましょう。なかなかの良問です。

(問題)
R〜Sは環RとSが環同型で結ばれているという事でしたが、この〜はある集合上の同値 関係になっています。それがどんな集合かを決定し、〜が同値関係になっている事を 確かめてください。
解けても、解けなくても構いません。自分の頭を頼りにあれこれ創造してみてくださ い。
次回は環構造を解析するうえで欠かす事のできない「イデアル」について考えてみま しょう。



NO.718 2000.1.10.水の流れシャッフル

第42回数学的な応募問題

太郎さんは、子供の頃、正月によくトランプ遊びをしました。 そこで、こんな問題を作ってみました。
52枚のトランプのカードを上から順に積んであります。 これを、次のような規則でシャッフルします。

『規則:上から26枚目を左組とし、上から27枚目から52枚目を右組とし、 1回シャッフルしたあとの新しいカードの順番が上から、 左組の1枚目、右組の1枚目、左組の2枚目、右組の2枚目、・・・、 左組の26枚目、右組の26枚目、となるように左組と右組を交互に重ねていく。』 

ここで、分かり易くするために、最初のトランプを上から順に 1番,2番,3番,・・・,51番,52番と番号を付けておきます。さて、

問題1:
1回のシャッフルによって、20番と35番のカードは、新たに上からそれぞれ何枚目にありますか。

問題2:
2回のシャッフルによって、20番と35番のカードは、新たに上からそれぞれ何枚目にありますか。

問題3:
一般に、n回のシャッフルによって、最初のk番のカードは、新たに上から何枚目にありますか。

問題4:
何回かのシャッフルによって、すべてのカードが元の順番になりました。 この最小のシャッフル回数を求めてください。

太郎さんは、早速トランプを持ち出して、このような規則性のあるシャッフルを繰り返して、 帰納的に求めていこうと思っています。



NO.719 2000.1.11.浜田 明巳サイコロ(3)

少し古いですが,エクセルのマクロでプログラムを作りました.
結果は次の通り.試行回数を1万回とした場合,

問題1:A,Bの勝つ確率がそれぞれ
 0.4835 0.4396

問題2:B,Cの勝つ確率がそれぞれ
 0.4707 0.4466

問題3:C,Aの勝つ確率がそれぞれ
 0.4758 0.4463

つまりAはBよりやや強く,BはCよりやや強く,CはAよりやや強い訳です.
また引き分けの確率は0.08前後と低く,勝負がつきやすいという特徴もあります.

Option Explicit
Sub Macro1()
 Dim s(3, 6), shikou_kaisuu, j1, j2, j3 As Integer
 s(1, 1) = 1: s(1, 2) = 3: s(1, 3) = 5: s(1, 4) = 6: s(1, 5) = 7: s(1, 6) = 8
 s(2, 1) = 2: s(2, 2) = 3: s(2, 3) = 4: s(2, 4) = 5: s(2, 5) = 7: s(2, 6) = 9
 s(3, 1) = 1: s(3, 2) = 2: s(3, 3) = 4: s(3, 4) = 6: s(3, 5) = 8: s(3, 6) = 9
 shikou_kaisuu = 10000
 Dim kachi As Single
 Randomize Timer
 Cells(1, 1).Value = "試行回数"
 Cells(3, 2).Value = "サイコロ": Cells(3, 3).Value = "勝った回数"
 Cells(3, 4).Value = "確率"
 Cells(4, 1).Value = "1A": Cells(5, 1).Value = "1B"
 Cells(6, 1).Value = "2B": Cells(7, 1).Value = "2C"
 Cells(8, 1).Value = "3C": Cells(9, 1).Value = "3A"
 For j1 = 4 To 9: Cells(j1, 3).Value = 0: Cells(j1, 4).Value = "": Next
 For j1 = 1 To shikou_kaisuu: Cells(1, 2).Value = j1
  For j2 = 1 To 3
   For j3 = 0 To 1
    Cells(j2 * 2 + j3 + 2, 2).Value = s(((j2 + j3 - 1) Mod 3) + 1, Int(Rnd * 6) + 1)
   Next
   kachi = 3 - (Sgn(Cells(j2 * 2 + 2, 2).Value - Cells(j2 * 2 + 3, 2).Value) + 1) / 2
   If Int(kachi) = kachi Then
    Cells(j2 * 2 + kachi, 3).Value = Cells(j2 * 2 + kachi, 3).Value + 1
   End If
   For j3 = 0 To 1
    Cells(j2 * 2 + j3 + 2, 4).Value = Cells(j2 * 2 + j3 + 2, 3) / j1
   Next
  Next
 Next
End Sub




NO.720 2000.1.12.Junkoリングセオリー(2)

NO.717で宿題になっていました、 「∀a∈Rに対して、a0=0a=0」の証明をしてみようと思います。

a0=a(0+0)・・・0は加法の単位元であることから
=a0+a0・・・分配法則より

これより、「a0=0」であることがわかります。
「0a=0」も同様です。



NO.721 2000.1.14.Junko代数方程式の代数的解法(11)

NO.704 代数方程式の代数的解法(3) の中にある

(定義)
AとBを共に体とする。g:A → Bが準同型写像であるとは、gは写像で次の3つを 満たすことをいう。

  1. g(a+b)=g(a)+g(b)
  2. g(ab)=g(a)g(b)
  3. g(1)=1 (ただし3において左辺の1はAの1、右辺の1はBの1)
についてです。
「3」については、「2」から導くことができます。
「2」において、a=1 とします。
g(1×b)=g(1)g(b)
g(b)=g(1)g(b)
この式から、g(1)がBにおいて単位元の役割を果たしていることがわかります。
従って、g(1)=1

同様に「1」において、a=0 とすると、
g(0+b)=g(0)+g(b)
g(b)=g(0)+g(b)
この式から、g(0)がBにおいて加法での単位元の役割を果たしていることがわかります。
従って、g(0)=0(左辺の0はAでの0、右辺の0はBでの0です。)







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