Weekend Mathematicsコロキウム室テーマ別/36.バスケットボ−ルの問題・階段の問題



コロキウム室(バスケットボ−ルの問題・階段の問題)


NO.219     12/2   水の流れ     バスケットボ−ルの問題(1)

今、私はバスケットボールの顧問をしています。
競技での得点はフリースローは1点、 フィールドスローは7m以内は2点、 7m以上は3点として加算されていきます。
そこで、試合中スコアブックをみると、 時間と得点経過が示されていました。

問1.10点になるまでの得点経過は何通りですか。

問2.15点になるまでの得点経過は何通りですか。

問3.n点になるまでの得点経過はをT(n)とするとき、 数列T(n)の漸化式はどうなるでしょうか。



NO.220     12/3   Junko     バスケットボ−ルの問題(2)

問1.10点になるまでの得点経過を具体的に調べてみました。
1点、2点、3点の得点回数を(x,y,z)で表して、それぞれ何通りかを調べます。

  1. (10,0,0) → 1
  2. (8,1,0) → =9
  3. (6,2,0) → =28
  4. (4,3,0) → =35
  5. (2,4,0) → =15
  6. (0,5,0) → =1
  7. (7,0,1) → =8
  8. (5,1,1) → ×=42
  9. (3,2,1) → ×=60
  10. (1,3,1) → ×=20
  11. (4,0,2) → =15
  12. (2,1,2) → ×=30
  13. (0,2,2) → =6
  14. (1,0,3) → =4
以上をすべて足すと、 1+9+28+35+15+1+8+42+60+20+15+30+6+4=274 となります。

問1は10点ですからまだいいとしても、 問2の15点はちょっとやる気がしませんよね。
具体的にやるのはやめて、一般論で考えようと思います。
1点、2点、3点ずつ得点が増えていくというのは、 階段を1段、2段、3段ずつ登っていくのと同じですね。 1段、2段ずつ登るなら、 これはフィボナッチ数列です。 だとしたらこれはトリボナッチ数列かな?
そうです、まさにその通り!

10点に到達するには、次の3通りがあります。
1つは、9点からフリ−スロ−で1点追加し、10点にいたる。
2つ目は、8点から7m以内のフィ−ルドスロ−で2点追加し、10点。
そして3つ目は、7点から7m以上のフィ−ルドスロ−で3点追加し、10点。
というわけです。
つまり、一般的には次の漸化式
T(n−3)+T(n−2)+T(n−1)=T(n) (ただし、n≧4)
が成り立っているというわけです。
T(1)=1、T(2)=2、T(3)=4をこの漸化式に当てはめていくと、
T(4)=7、T(5)=13、T(6)=24、 T(7)=44、T(8)=81、T(9)=149、
T(10)=274となり、先ほどの結果と一致します。
更に、続けます。
T(11)=504、T(12)=927、T(13)=1705、 T(14)=3136、T(15)=5768となります。




NO.759 2000.2.25.Junko階段の問題

第10回・数学オリンピック予選において次のような問題が出題されています。

一歩で1段、2段、または3段を登れる人が、7段の石段を登る。 何通りの登り方があるか。 ただし途中で下りたり、足踏みしたりはしないものとする。




NO.762 2000.2.26.kiyo 階段の問題(2)

トリボナッチ数列の問題ですね。
   123 4567
13 2444

F(1)=0,F(2)=0,F(3)=1
F(N)=F(N-1)+F(N-2)+F(N-3)
答え 44通り。



NO.763 2000.2.26.Junko 階段の問題(3)

この問題は、NO.219 バスケットボ−ルの問題と同じ問題ですね。
トリボナッチ数列については、NO.217 大相撲本場所(11)にあります。



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